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2017年5月21日日曜日

村田諒太「胸騒ぎはあった」 試合後の両者コメント

 WBA世界ミドル級王座決定戦は、村田諒太(帝拳)が勝ったようにも見えた試合だったが、結果は同級1位のアッサン・エンダム(仏=カメルーン)が2-1判定勝ちで王座に就いた。両者の試合後のコメントは以下の通り。

◇村田諒太の話

──試合を終えて?
結果は結果なんで、僕自身がどう受け止めるかというのはなく、試合の内容も第三者が判断することだし、僕自身が勝ってた、負けてたということは違うと思うし、それは言いたくないことですね。

──戦い方はプラン通り?
まあそうですね、もっと打てるシーンがあってもよかったかなと思ったんですけど、明らかに何発か打ったあとに休むシーンがあって、そこをもっとつけ込めればよかったという反省は残ります。

──4回にダウンを奪ったシーンは?
ダウンをとりましたし、そのあとのラウンドもジャブでグラッときたり、ガード越しでもグラグラしていたのもあったので、手ごたえはありました。

ジャブをポイントに取ったということだと思う

──試合の途中でポイントで負けているという気持ちはあった?
どうなんだろう、というのはありました。第三者の目ですので、ジャッジはある種プロフェッショナルですから、それについて僕がどうこういうのは、いまちょっと言ってるようなもんですけど(苦笑)、それは言えないですよね。もしかしたら、あの(エンダムの)ジャブを、ボクシングをうまくしている、ダメージングブローじゃなくて、たぶんジャブを(ポイントに)取ったということだと思いますので、そこは納得せざるを得ないんじゃないですかね。

──効いたパンチは?
効いたパンチは1回もなかったです。ただパンチはありましたよ。ミドル級であれだけ振ってくればありました。

──ガードの上を打たせてプレッシャーをかけて右を決める、という村田選手のボクシングは貫けたのではないか?
判定につながらなかったのでしょうがないですね。もう1回か2回ダウン取れば勝てる試合だたのに、それができなかったのが原因ですね。

やってて楽しかった

──最終ラウンド行く前の自己評価は?
どうなんでしょう。第三者が評価することなので。なんともそこに関しては。でもやってて楽しかったです。11、12のチャンピオンラウンドと言われるラウンドで、相手と12ラウンド殴りあって、ボクシングできた。自分がああやって12ラウンド、ボクシングできるなんて、中学生で初めてボクシング見に行ったときの僕では想像できなかったので。そこまで自分がやっているんだということがひとつ楽しかったです。

──終わった瞬間から判定を待つまでの時間は?
判定を聞く瞬間ちょっと胸騒ぎみたいなのはしました。オリンピックのときは、なんとなくこれは勝ったんだなという感じがしていて、相手は不満そうでしたけど。(今日は)僕は勝ったよと手を上げましたけど、上げながらも変な予感は少ししてました。理由? なんでしょう。それは僕の持っている何かがあったんじゃないですか。

気持ちの整理が必要

──もう一度対戦したい?
気持ちの整理は必要ですよね。本当に多くの方々に助けてもらって、この舞台を用意してもらって、僕一人でどうとかという話じゃないし、オリンピックが終わって注目されるようになって、自分なりに努力してきたつもりなので、集大成としてひとつ見せたいのが今日だったので、見せられなかったことで、負けたらもう1回がんばるんです、って簡単に言えるかというと正直そんな簡単な日々を歩いてきたつもりはないので、そう簡単にもう1回やりますという気持ちにはまだなれてないです。

◇アッサン・エンダムの話

──判定のコールを待つまでは?
12ラウンド戦い終えて、村田よりもたくさんのラウンドを取ったと思っていたので勝てると思っていた。ただアウェイでもあるので確信は持てないでいた。

──作戦は?
村田は右のパンチが強いので、ジャブを打ちながら距離を取って自分のリズムで戦おうとした。この戦略通り、ダウンのあとでもしっかりと動けていたのも勝因だと思う。やはり村田はコンプリートボクサーではないという印象だった。こをしっかり押さえて動けたというのが勝てた要因だと思う。

ダウン後も作戦を遂行できた

──ダウンを喫したときダメージは?
いつもだけど、ダウンを取られても自分は数秒でリカバリーできる。だからこそ、ダウン後も作戦を遂行できた。

──村田に対して効果的だった攻撃、テクニックは?
右のパンチがあたったとき、彼の距離じゃなくなったときが嫌がっているような印象だった。そのまま自分がラッシュをかけて倒すこともできたが、今回はそういう戦略ではなかった。焦らずに自分の戦略通りに動いた。何度か私の右で村田が効いていると感じた。

──判定が割れて、しかもスコアが大きく開いているが?
2人ともパンチが当たっているという印象はあったと思うが、よくよく見ると、村田は1ラウンドにつき右が2、3発当たった程度だ。それに比べると自分のほうが手数が多かったし、ジャブできたせたところもあったし、コンビネーションも打てていた。そこの印象ではないか。