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亀海喜寛が決意表明、コット撃破で世界驚かす!

2017年5月25日 18時22分

 元4階級制覇のスター選手、ミゲール・コット(プエルトリコ)とWBO世界S・ウェルター級王座決定戦を争うことになった亀海喜寛(帝拳)が25日、都内のジムでトレーニングを行い、コット戦に向けて「アップセット・オブ・ザ・イヤーを狙う」と宣言した。試合は8月26日(日本時間27日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターでゴングとなる。

コット戦が決まり、練習に熱が入る亀海

 亀海がコットと対戦する話を最初に聞いたのはかなり前で、昨年9月のヘスス・ソト・カラスとのリマッチに勝利したあと、ゴールデンボーイプロモーションズの関係者からコット戦の可能性を聞かされたのが最初だった。

現在のコットは昔よりディフェンシブ

 このとき亀海は「何言ってんだこいつ。夢見るのもたいがいにしろ」と思ったというが、その後、紆余曲折をへてこのたび対戦が正式決定。「決まったと聞いたときは興奮した」という現在は、打倒コットに向けて日に日にイメージを高めている。

 亀海にとってコットは「23歳で世界王者になる前から見ていた」選手で、コットのスタイルは頭に中に叩き込まれている。「昔はスピードがあって、パワーもあった。いまは以前よりディフェンシブになり、やりにくさを出してくるスタイルになった」というのが現在のコット評だ。

 8月の試合まであと3か月。まずは「とにかくスタミナをつけていくのがテーマ」とフィジカルトレーニングを継続し、下半身を強化してプレッシャーをかける力を高めていく計画だ。

アップセット・オブ・ザ・イヤーを狙う

 36歳のコットは峠を越えた印象があるとはいえ、試合はあくまでコットが主役であり、亀海は引き立て役という位置づけであろう。しかし、そんなことは百も承知の亀海は「勝つイメージしかない。アップセット・オブ・ザ・イヤーを狙います」と力強く宣言した。

 昨年のソト・カラス第1戦は、全米ボクシング記者協会や、老舗ボクシング雑誌「リング」が年間最高試合候補にノミネートしており、コットvs亀海は全米の記者たちの注目する一戦になるだろう。

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