2017年6月14日水曜日

京口紘人が8戦目で世界初挑戦、河野公平も出陣

 大阪商大出身の23歳、京口紘人(ワタナベ)は昨年4月にB級デビューし、6戦全KO勝ちでOPBF王座を獲得、7連勝(6KO)でIBF世界ミニマム級王者ホセ・アルグメド(メキシコ)への世界初挑戦のチャンスをつかんだ。7月23日、大田区総合体育館のイベントは同門のWBA世界L・フライ級王者、田口良一とのダブルタイトルマッチとなり、試合順は京口が最後になる。

 デビューから1年3か月での世界挑戦は、日本最速のプロ5戦目で世界王者となった現WBO世界L・フライ級王者、田中恒成(畑中)の1年6か月よりも早い。京口は「デビューしたときは想像できなかった。うれしい反面、プレッシャーもある」と早期挑戦が実現した心境を語った。

ミニマム級らしからぬKOで勝ちたい

 ミニマム級離れした強打とものおじしない思い切りのよさが京口の持ち味。本人もその点は自覚しており「ミニマム級は最軽量級で、世間的にもKOがあまり出ないと思われている。自分としてはミニマム級らしからぬKOで勝てたら理想」とノックアウト勝利を思い描く。

 アルグメドは19勝11KO3敗1分の28歳。15年大みそかに高山勝成を9回終了負傷判定で下しタイトルを獲得、これまでに3度の防衛を成功させた。直近の試合は5月27日で、2か月足らずのスパンで防衛戦を行うのだから、自信があるのだろう。

 京口はアルグメドを「気持ちが強い好戦的なファイター。ディフェンスは(甘くて)もらってくれるところもある」と分析。ファンが期待するKOをモットーとする23歳は「盛り上がる試合をしたい」とインパクトのある勝利で世界を獲るつもりだ。

 かつてWBA世界S・フライ級王座に2度就いた河野公平(ワタナベ)は昨年大みそかにWBO同級王者の井上尚弥(大橋)に負けて以来の復帰戦に挑む。

河野は6月6日に第一子が誕生

 今回の試合が44戦目となる36歳は、6月6日に長女が誕生。「嫁の実家にユリが咲いていた」という理由で小百合と名付け、「子どもの顔を見て、もう一度がんばろう、もう一度世界チャンピオンになろうと思った」と一段とモチベーションがアップした。

 10月7日には、香港でWBO・S・フライ級1位のレックス・ツォ(香港)との対戦が内定しており、「絶対にKOで勝ちます」と気合いが入っていた。

日本王者の船井は奥本と防衛戦

 同日は日本S・フライ級王者の船井龍一(ワタナベ)が同級1位の奥本貴之(グリーンツダ)と初防衛戦を行う。ダブル世界タイトルマッチと河野の復帰戦、船井の防衛戦を合わせ、イベントは「4大メイン」と銘打っている。