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井上浩樹が無傷の8連勝、中嶋一輝KOデビュー

2017年6月25日 17時54分

 25日、東京都町田市の町田市立総合体育館で行われた64.5kg契約10回戦は、日本S・ライト級7位の井上浩樹(大橋)がニル・ウィソラム(タイ)を1回1分1秒KOで下し、デビューからの連勝を8に伸ばした。

初回KOの井上、鮮やかなワンパンチKOだった

 前座のバンタム級6回戦では、芦屋大出身の元国体王者、中嶋一輝(大橋)がアランカン・ウォラクット(タイ)に1回1分49秒KO勝ち。デビュー戦を見事KO勝ちで飾った。ミニマム級8回戦では町田出身の高橋悠斗(K&W)が中国選手に判定勝ちし、町田初の興行に花を添えた。もう一人の中国選手、女子のリャン・シュリーはフライ級6回戦で小関有希(K&W)に判定負け。

リング上であいさつした左から清水、井上尚、八重樫

 メインイベントの前には大橋ジムの3選手、井上浩樹のいとこでもあるWBO世界S・フライ級チャンピオン井上尚弥、前IBF世界L・フライ級チャンピオン八重樫東、ロンドン五輪銅メダリストで現日本フェザー級10位の清水聡がリングイン。井上が9月9日の米国デビュー戦を報告するなどイベントを盛り上げた。

◇64.5kg契約10回戦
井上浩樹(大橋)[KO1回1分1秒]ニル・ウィソラム(タイ)
 あっという間のKO劇だった。井上がウィソラムをロープへと追ったその瞬間、相手の右アッパーにサウスポー井上の右フックがカウンターでジャストミートするとウィソラムはバッタリ。テンカウントが数え上げられたが、カウントの必要がない程の強烈なダウンだった。「もっとやりたかった」と言う井上は「次(8月30日、青木クリスチャーノ)勝って、年末にタイトルマッチをやりたい」とリング上で今後の抱負を語った。

◇49.5kg契約8回戦
阪下優友(角海老宝石)[TKO1回2分35秒]クリットペット・シャトジャーチャート(タイ)
 スタートから阪下は積極的に攻め、まず右ボディストレートで1度目、そして右アッパーから左のフォローで早くも2度のダウンを奪う。再開後、意を決して打ってきたクリットペットだが、阪下は左ボディで3度目、最後は右ボディで4度目のダウンを追加して試合を終わらせ、昨年に喫した連敗からの再起を果たした。

◇ミニマム級8回戦
高橋悠斗(K&W)[3-0(78-75、78-74、79-73)]ポン・シャン(中国)

中嶋は「緊張した」と言いながら初回KO勝ち

◇バンタム級6回戦
中嶋一輝(大橋)[KO1回1分49秒]アランカン・ウォラクット(タイ)
 じっくりと見ながら左を飛ばすサウスポーの中嶋は、プレッシャーでアランカンをロープへと追い込むと左から右アッパー、左と繋げて最初のダウンを奪う。再開後、今度は左アッパーから右フックをフォローして再び倒すと、レフェリーはテンカウントを数え上げた。「緊張し過ぎて固かった。自己採点は30点」という中嶋の次戦は8月30日。そしてその後も10月、12月とコンスタントに試合を組んでいく方針だ。

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