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サーマンがチャベスをKO ベルトは最終回ストップ負け

2013年7月29日 13時01分

 フィゲロア×荒川の激闘と同じ27日(日本時間28日)サンアントニオのAT&Tセンターで行われたWBAウェルター級暫定王座戦は、噂のハードヒッター、キース・サーマン(米)がWBA1位で暫定王者のディエゴ・チャベス(アルゼンチン)に10回28秒KO勝ちでベルトを手にした。

サーマン(右)はチャベスとの無敗対決を制す

 無敗同士。試合は両者持ち味を発揮した好勝負だった。チャベスは“アルゼンチンのバレロ”とも呼ばれるだけあり、強打を振り回すだけではなくボクシングもうまい。対するサーマンは右でチャベスを一瞬棒立ちにさせるなどスリルを提供する。シーソーゲームで迎えた9回、サーマンの左ボディーでチャベスはダウン。ここを持ち堪えたが次の10回早々、ロープへつまりサーマンの右を食らい、前のめりに崩れる。主審はダメージを考慮しカウント中に試合を止めた。

 これでサーマン(24)は21勝19KO無敗1無効試合。チャベス(27)は22勝18KO1敗。

ダウンを挽回して勝利のソト・カラス

“ノックアウト・キングス”のキャッチがつけられたイベントのメインで行われたNABF(北米連盟)ウェルター級王座決定戦は、以前このタイトルを保持したヘスス・ソト・カラス(メキシコ)が元WBC&IBF世界ウェルター級王者アンドレ・ベルト(米)に前半攻勢をかけリード。これを凌いだベルトが反撃して拮抗。終盤11回、ボディーでカウントを聞かせたベルトだったが最終12回、ソト・カラスの左をもらいキャンバスに落下。起き上がったが、主審にストップされた。TKOタイムは48秒。11回までのスコアは3者3様のドローだった。Photos/SHOWTIME

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