2017年7月13日木曜日

小國以載が岩佐亮佑とV1戦、9.13エディオン大阪

 IBF世界S・バンタム級チャンピオンの小國以載(角海老宝石)と同級3位の岩佐亮佑(セレス)が9月13日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で激突する。両選手が13日、都内で記者会見に出席して発表した。試合の模様はTBS系列で全国放送される。

 1歳違いの友人が世界戦の舞台で拳を交えることになった。最初の出会いは小國が兵庫・神戸第一高1年、岩佐が千葉・習志野高校の入学前のこと。習志野高に練習に練習に出かけた小國と岩佐がスパーリングをして「ボコボコにされた」(小國)ことが始まりだった。

高校時代は“エリート”岩佐が大きくリード

 およそ1年後の高校選抜で対戦した際も、下級生の岩佐が小國を圧倒して勝利。「たぶん僕が簡単に勝ったんでしょう」とあまりよく覚えていない様子の岩佐に対し、「負けたほうは忘れないんですよ」と小國。のちに高校3冠を達成してプロデビューした岩佐と、アマ無冠に終わった小國を比べれば、まさにエリートと雑草だ。

 それでも2人は仲がよく、プロに入ってからは何度もスパーリングを重ねた。プロでも岩佐が先にチャンスをつかんだが、15年6月のIBF世界バンタム級暫定王座決定戦にTKO負けして足踏み。16年大みそか、小國が無敗の王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)を下して世界王者になったことで、立場は逆転した。

小國「ドロドロのドローでいい」 岩佐「美しく勝つ」

 記者会見で岩佐は「人生をかけて小國さんを倒しにいく」「一発ももらわないで美しく勝つ」「ラストチャンスのつもりでいく」と気合いの入った発言をしたのに対し、小國は「正直めちゃめちゃイヤ。一番やりたくない相手」「6-4で自分が不利か、ドローでもいいなら5分5分」「ドロドロのドロー防衛でもいいと思ってます」と小國らしい発言を連発した。

 最後は「岩佐は本当に苦手で、子どもでいったらピーマンみたいなもの。ただ世界戦という舞台だったら、ピーマン食べられるんじゃないか。料理のうまい阿部トレーナーが食べられるように料理してくれると思います!」と お約束のパフォーマンスで会見を締めた。

 小國は昨年大みそか、無敗のおじゃジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)にボディブローでダウンを奪うなど判定勝ちして世界王者になった。しかし、この試合で左親指の付け根のじん帯を損傷。全治4か月の重傷を負い、初防衛戦が9月にずれ込むことになった。

 岩佐は昨年11月、小國がチャンピオンになる前にIBF挑戦者決定戦の機会を得たが、対戦相手が計量失格で試合は中止に。IBFは計量に合格していた岩佐を指名挑戦者に認め、今回の対戦にいたる。