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田口良一がV6戦に集中、京口紘人はKO奪取誓う

2017年7月22日 14時26分

  ワタナベジムの2選手が出場するダブル世界タイトルマッチの前日計量が22日、試合会場となる東京・大田区総合体育館で行われた。IBF世界ミニマム級タイトルマッチは、王者ホセ・アルグメド(メキシコ)が46.1キロ、挑戦者9位の京口紘人がリミットの47.6キロで合格。WBA世界L・フライ級タイトル戦は、王者の田口良一と挑戦者1位ロベルト・バレラ(コロンビア)がともにリミットの48.9キロで明日の試合に進んだ。

スター候補京口(右)の世界タイトル奪取はなるか

 デビューから7連勝(6KO)で世界初挑戦を迎える京口は、この日もリラックスした表情だった。自慢の強打を爆発すべく、グローブは希望通りメキシコ製のレイジェス。デビュー以来の“ソウル・カラー”であるオレンジ色のグローブで明日の試合に臨む。

理想は「リチャードソン戦の手数とシリモンコン戦のボディ」

 中学時代にボクシングを教わった“浪速のジョー”辰吉丈一郎に話が及ぶと、「あんなにファンの方を魅了した人はいないと思う。リチャード戦のときの連打、シリモンコン戦のときのボディブロー。あんなふうに勝てたら理想」と笑顔を見せた。

 勝てばデビューから1年3か月という国内最短期間での世界王座獲得となる。「ファンはKOを求めていると思う。倒して勝ちたい」とKO奪取を宣言した。

 一方、ホープの挑戦を受けて立つアルグメドは「メキシカンらしいいい試合をする。明日は戦争になる」と宣戦布告。15年大みそか、大阪で高山勝成から奪った王座を日本で失うつもりはない。

統一戦がちらつく田口は「確実に絶対に勝つ」

 これが6度目の防衛戦となる田口はフェイスオフで長時間にらんできたバレラのふるまいにうんざりした表情を浮かべたが、それ以外では落ち着いたところを見せた。

 今回は試合前から、WBO同級王者、田中恒成(畑中)との統一戦がクローズアップされ、田中がリングサイドでゲスト解説を務めるなど統一戦の機運を高める。しかし田口は「明日は田中くんのこをは考えない。バレラのことだけを考える」と統一戦への思いを封印した。

田口は統一戦の話を封印「バレラのとだけ考える」

 昨年4月、フアン・ランダエタ(ベネズエラ)戦では、計量後に食べ過ぎでしまい、胃を痛めたという反省があり、「きょうもこれからゆっくり食べる」と気持ちを引き締め、会場をあとにした。

 アンダーカードでは日本S・フライ級王者の船井龍一(ワタナベ)が奥本貴之(グリーンツダ)を迎えて初防衛戦。ダブル世界タイトルマッチの模様はテレビ東京系列で19時54分~21時54分で生放送(延長あり)。また前座の試合は24日から同局のウェブサイトで無料 配信される。

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