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高山勝成のアマ登録を支える会が大阪で発足

2017年7月24日 1時17分

  ミニマム級で日本選手初の世界主要4団体を制覇して引退、今年4月に東京五輪を目指してアマ転向を表明した高山勝成(34)=名古屋産業大1年=を支援する「高山選手のアマチュア登録を支える会」(米田眞理子会長)が発足、23日、大阪市北区の新阪急ホテルで200人が集まり、署名活動に取り組むことなどを決めた。

高山(中)と支援の声をあげた元日本代表選手ら

 高山は今春、教員になるため名古屋産大に入学。同時にアマ資格を取得して2020年の東京五輪出場を目指しているが、アマを統括する日本ボクシング連盟(山根明会長)はプロ経験者の試合出場を認めていない。支える会は同連盟に対する規則改正などを働きかけようと、賛同の署名を集めていく。

 集会に参加したのは、、五輪に3度出場した2000年シドニー大会銅メダリストの岡本依子さん(テコンドー)をはじめ、鈴木祐美子さん(カヌー)、松宮充義さん(フットサル)、坂本清美さん(バレーボール)ら元日本代表アスリートや、副会長を務める作詞・作曲家の中村泰士さん、高山の現役時代の後援会メンバーと名古屋産業大学の高木弘恵理事長・学長と学生ら。

 岡本氏はテコンドーの国内統括団体が分裂状態で、04年のアテネ五輪予選を通過したものの、日本オリンピック委員会(JOC)が選手を派遣しない見解を示しことがあったが、9万5000人もの署名が集まり、特例の「個人資格」で同五輪に出場した経験を持つ。「高山選手はアスリート仲間として誇り。社会を変える力をアスリートが持っていることを示したい。声を上げることが大切」と訴えた。

 岡本氏のほか参加者から励まされた高山は「東京五輪では37歳、これがラストチャンス。プロからアマの転向者はいないが、メダルがほしい。先生になった時に教え子にいろいろ伝えたいし、目標と目的を持ってベストを尽くしていきます」と話した。左目上の古傷の手術を8月に行うことも決定し、支援を受けて五輪出場への道を突き進む覚悟だ。

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