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元ドミニカ王者デスティノ、ダウン挽回TKO勝ち

2017年8月4日 22時15分

「ザ・グレイテストボクシング」が4日、後楽園ホールで開催され、メインのS・ライト級8回戦は、日本同級1位のデスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地)が中嶋龍成(山龍)に5回1分27秒TKO勝ちした。デスティノは日本王座挑戦者決定戦にエントリーしており、12月8日に同級2位の岡本和泰(奈良)と対戦予定。

中嶋を追い詰めるデスティノ(右)

 日本2戦目となる元ドミニカ共和国王者デスティノに対し、2015年全日本新人王のサウスポー中嶋はビッグパンチを振り回して迫った。デスティノは2回、攻めて出た中嶋に左フックをカウンターで決めて中嶋をフラつかせたが、ここは詰め切れない。

 劣勢の中嶋は3回、踏み込んで左を叩き込むとデスティノがダウン。一気に会場が沸いたが、ダメージの少ないデスティノは反撃に転じ、右を決めて中嶋は再びフラつき、コーナーから逃れようとしたところで2度目のダウンを喫した。

 4回はデスティノ優勢だが、中嶋もいきなり反撃して勝利への意欲を見せる。しかし、5回にデスティノが攻めて出たところで、主審がストップ。やや脆いところもみせたデスティノは23勝20KO3敗2分。連敗の中嶋は10勝3KO3敗。

星野は初回にダウンを奪ったが、ここから苦戦した

◇51.5キロ8回戦
星野晃規(M.T)[2-1(77-74、76-75、75-78)]青山功(セレス)
 日本フライ級2位の星野が初回、左アッパーを決めてダウンを奪う好スタート。しかし、青山はこのピンチを逃れると3回に右ストレートを立て続けに決めてチャンスを作る。中盤は星野の右とボディ攻撃、青山の右ストレートが断続的に決まって気の抜けない展開に。星野は6回に攻勢を見せたが、青山はここでも右ストレートを決めて悪い流れを断ち切った。最後まで両者とも譲らずゴング。辛くも勝利の星野は14勝9KO7敗1分。リング上で10月29日、日本1位の長嶺克則(マナベ)と対戦すると明かした。あと一歩だった青山は9勝2KO6敗1分。

太田(左)はボディ攻撃が効果的だった

◇フライ級8回戦
太田輝(五代)[TKO8回59秒]ガンバレ将太(戸髙秀樹)
 日本フライ級12位の将太は手数と運動量が持ち味。太田も負けじと動き、ボディ攻撃で対抗した。試合は一進一退の接戦となり、4回に太田のパンチで将太が右目上部をカット。徐々に太田が攻勢のシーンが増える。6回には将太のパンチで太田がカットし、7回は両者ともに流血しながら激しい打撃戦を展開。これは互角だったが、将太は左目が大きく腫れてきた。8回太田が将太にロープを背負わせて右を打ち込むと、ダメージが大きいと見た主審がストップした。ランカーを破った太田は8勝4KO6敗。将太は14勝2KO7敗2分。

◇68.0キロ8回戦
越川孝紀(セレス)[TKO4回1分17秒]チャーンスック・ルークムアンポン(タイ)
 高校時代にインターハイを制した越川がプロ初黒星を喫した斉藤幸伸丸(輪島功一S)戦後、けがでブランクを作りおよそ2年2か月ぶりのリング。序盤は硬さの見える越川に対し、チャーンスックが右を思い切り打ち込み、越川の思うようにさせなかった。しかし、3回に越川のプレスが効き始めるとタイ人が失速。越川は連打でダウンを奪うと、4回にチャーンスックをコーナーに追い詰め、乱打してキャンバスに沈めた。越川は5勝3KO1敗。

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