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ロマチェンコが圧勝V3、マリアガを7回終了TKO

2017年8月6日 14時50分

 WBO世界S・フェザー級タイトルマッチが5日(日本時間6日)、米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで行われ、王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が挑戦者10位ミゲール・マリアガ(コロンビア)に7回終了TKO勝ち。3度目の防衛に成功した。

相変わらずスキルは抜群だったロマチェンコ(右)

 2階級制覇王者、サウスポーのロマチェンコが余裕の滑り出し。上体を動かしながら滑るようなフットワークでマリアガに圧力をかけ、軽打で誘いながら機を見て強いパンチを突き刺した。マリアガはパンチこそ出しているが、早くも逃げるのが精いっぱいという雰囲気だ。

 試合をコントロールするロマチェンコは3回、左を決めるとマリアガがキャンバスに尻もち。立ち上がったマリアガに対し、ロマチェンコは自らコーナーに歩いていき「打ってこい」とばかりに挑戦者を挑発。観衆を盛り上げた。

マリアガ陣営が7回終了時に棄権

 ロマチェンコは4回に偶然のバッティングで左目尻から出血するアクシデントに見舞われたものの、その後も試合を優勢に進め、7回にピッチを上げて、ラウンド終盤にマリアガを再びキャンバスに沈める。マリアガは立ち上がったが、インターバルで陣営が棄権を申し出た。

 完勝のロマチェンコは9勝7KO1敗。本人はビッグマッチを希望しており、他団体王者との統一戦を模索するほか、無敗のWBCライト級正規王者マイキー・ガルシア(米)の名前も上がっている。はたして次戦はどんな相手になるだろうか。

ロマチェンコにビッグマッチは訪れるのか

 マリアガは4月にWBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)に挑戦して判定負け。階級を上げて2試合連続世界戦という異例のチャレンジだった。戦績は25勝21KO3敗。

ベルトラン(右)が接戦を制した

 セミのNABFライト級タイトルマッチは、王者ライムンド・ベルトラン(メキシコ)が2-0(96-94×2、95-95)判定でブライアン・バスケス(コスタリカ)に競り勝った。

 ベルトラン(34勝21KO7敗1分1無効試合)は15年の粟生隆寛(帝拳)戦が自らの体重超過などで無効試合になって以降、5連勝をマーク。12年大みそか、内山高志に挑戦して敗れているバスケスは35勝19KO3敗。なお、バスケスが前日計量に失格し、試合はベルトランが勝利した場合のみ防衛という変則スタイルで行われた。Photos/SUMIO YAMADA

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