2017年8月10日木曜日

井上岳志が長濱陸を8回TKO、日本S・ウェルター級V1

 日本S・ウェルター級タイトルマッチが10日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミで行われ、王者の井上岳志(ワールドS)が挑戦者1位の長濱陸(白井・具志堅S)に8回1分52秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

 フィジカルの強い井上は低い姿勢からパワーパンチを打ち込むボクシング。2015年全日本ミドル級新人王の長濱は右ストレート、アッパーで井上を止めようとしたが、瞬間的なスピードとスキルでチャンピオンに一日の長があった。井上は接近してのボディブローとアッパーをダブルで打ち込むなど、序盤から試合を優位に進めた。

 中間距離を保てず、パンチをなかなか打てない長濱は4回にペースアップを試み、左ボディブローなどを決めるものの、形勢を変えることはできない。逆に井上が近距離でショートパンチ、ロングからフックを決め、長濱の左目下が腫れていく。5回終了時の採点は49-46×2、50-45で井上がリードした。

 試合が後半に入ると、井上がさらにピッチを上げ、長濱は追い込まれていく。粘る長濱に対し、井上は7回からKO狙い。8回、長濱をロープに追い込んで連打を決めたところでストップとなった。井上は11勝6KO1分。陣営は来年のチャンピオンカーニバル前にもう1試合はさむ方針。プロ初黒星の長濱は7勝3KO1敗1分。

吉野は10月に日本王座決定戦

◇62.0キロ8回戦
吉野修一郎(三迫)[TKO2回30秒]カティカー・サイトーンジム(タイ)
 日本ライト級1位の吉野が初回から圧倒。左フックを効かせて右ストレートで最初のダウンを奪うと、ボディ攻撃でカティカーは虫の息。2回に豪快に左フックを決めてフィニッシュした。吉野はデビューから5連勝(3KO)をマーク。カティカーは9勝3KO4敗1分。

◇フェザー級6回戦
木村吉光(白井・具志堅S)[3-0(58-55、59-55、59-54)]中川兼玄(三迫)
 昨年の全日本新人王、日本フェザー級15位の木村は2回に右ストレートでダウンを奪ったが、4回に中川のカウンターをもらって足元をフラつかせるなど不安定な戦いぶり。距離感がうまくつかめず、ミスブローが多かったが、要所で強いパンチを決めて判定勝ちした。木村はデビューから8連勝(3KO)。中川は4勝3KO5敗。

◇フェザー級6回戦
掃部真志(ワールドS)[3-0(58-57、58-56×2)]中川公弘(ヨネクラ)

◇バンタム級6回戦
大湾硫斗(白井・具志堅S)[TKO1回1分11秒]デングッチュム・シットソートーゴー(タイ)