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WBA本部コロンビア移転、南米色いっそう強まる?

2017年8月23日 9時33分

 WBA(世界ボクシング協会)が年内に本部をパナマ(パナマ市)からコロンビアのメデジンへ移転する決断を下した。ただしオペレーション(事務局)はこれまでどおりパナマに残す。ヒルベルト・メンドサ・ジュニア会長が自らメディアに通達した。WBAは07年からパナマに本部と事務局を置いている。

 メデジンは首都ボゴタ、カリと並ぶコロンビア3大都市の一つで、距離的にはパナマに一番近い。移転の理由に関してメンドサ氏は「パナマで成果をあげたように、南アメリカ諸国のボクシングの発展に貢献したい。コロンビアはエクアドル、ブラジルといったボクシングの潜在力がある国々に近く、地域的に中心となれる場所だ」と語る。

 以前メンドサ氏は「地域(中南米)の発展のために暫定チャンピオンは必要」という発言をしており、ファンやメディアから好意的に受け取られていない。今回の本部移転は同氏の方針に沿ったものと思われ、風当たりは強くなりそうだ。同氏は今年の年次総会をメデジンで開催すると明かしている。

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