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井上尚弥が渡米、10日の米デビュー戦に準備万端

2017年9月3日 18時00分

 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が3日、9日(日本時間10日)米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われるV6戦に向け、成田空港から渡米した。

左から真吾トレーナー、井上、大橋会長

 アメリカでのデビュー戦に備え、井上はこの日でリミットの1.8キロ・オーバーと、普段のこの時期よりも1キロほど軽めに仕上げた。しかし、それ以外はいつもと変わらぬマイペースぶりで、時差ボケ対策について問われても「気持ちで直します」と涼しい顔だった。

 海外遠征はプロで初めてとはいえ、余裕があるのは、高校生だったアマチュア時代に6か国で試合をしているからだ。カザフスタンでは気温が氷点下だったにもかかわらず、暖房なしの練習場で汗を流して体重を落とした経験もあり、「アメリカのほうが環境はいいでしょう」と気にする様子はなかった。

滞在はホテルではなくコンドミニアム

 さらに現地ではホテルではなく、コンドミニアムをチームで借りて最終調整を行う。「食事も自分たちで作れる」と大橋秀行会長が言うように、計量後も父の真吾トレーナーお手製サムゲタンでいつも通りのリカバリーが可能だ。

 同級7位アントニオ・ニエベス(米)を迎えての防衛戦は、アメリカの関係者が“モンスター”の実力をお手並み拝見とばかりに見守っており、期待値は高い。井上本人も「ファンの心をつかめるか。今回の試合がカギになると思う」と自覚十分。日本の至宝は「日本でのパフォーマンスを出せれば間違いない」と頼もしい言葉を残し、アメリカへと旅立った。

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