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岩佐亮佑が背水の陣 “ラストチャンス”にかける

2017年9月6日 16時36分

 9月13日エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でIBF世界S・バンタム級王者、小國以載(角海老宝石)に挑戦する同級3位の岩佐亮佑(セレス)が6日、千葉県柏市内のジムで練習を公開した。

青山と軽めのスパーを披露した岩佐(左)

 岩佐は15年6月、英国で行われたリー・ハスキンス(英)とのIBF世界バンタム級暫定王座決定戦で6回TKO負け。階級を上げて2度目の世界挑戦を前にしたサウスポーは「僕の中ではラストチャンスだと思っている。ボクシング人生のすべてをかけて小國さんを倒す」と力強く言い切った。

ドネアや亀田和らとスパー

 戦術を徹底して遂行し、無敗のジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)から王座を奪った小國をリスペクトしつつ、小國の作戦を受け止めて、なお上回ろうというのが岩佐の考え。小國がどんな作戦を実行しようと対処できるだけの対応力を磨いてきた。

 その狙いが現れたのがスパーリングだ。スパーリング・パートナーを呼びよせたハスキンス戦とは違い、今回はできるだけ多くのトップ選手とスパーリングを重ねた。中でも4階級制覇王者のスター、ノニト・ドネア(比)とは3日間で15ラウンドのスパーリングを行い、「通用したところも、勉強になったところもあった」と多くの収穫を得た。

フェラーリの写真を見せて意気込む岩佐

勝てばご褒美は3000万円フェラーリ

 何が何でも勝ちたい一戦を前に、世界ベルトを奪取した暁には、スポーンサーが高級車フェラーリの458スパイダー(約3000万円)をプレゼントすることを申し出た。車好きで、今でも350万円で購入したベンツSLに乗るという岩佐は「モチベーションになっている」とニンマリ。階級をアップしての2度目の挑戦で世界をつかめば、セレス小林こと小林昭司会長と同じパターンでの世界奪取となる。

 当日はWBO世界L・フライ級タイトルマッチ、王者の田中恒成(畑中)vs挑戦者パランポン・CPフレッシュマート(タイ)とのダブル世界タイトルマッチ。試合の模様はTBS系列で19時56分から全国放送される。

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