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11.4初世界戦の近藤明広「ジャブと足は通用する」

2017年9月20日 19時04分

 IBF世界S・ライト級王座決定戦への出場が決まった同級3位の近藤明広(一力)が20日、日本ボクシングコミッションで記者会見を開き、試合への意気込みを語った。近藤は11月4日、ニューヨークのバークレイズ・センターで同級1位セルゲイ・リピネッツ(ロシア)と空位の王座を争う。

2年で中退した東洋大では村田諒太と同期

 スーツ姿で記者の前に登場した近藤はやや緊張した面持ちながら「下馬評は圧倒的に不利ですけど、勝つイメージはできている。できれば番狂わせをKOで起こしたい」と力強く語った。

「番狂わせをKOで起こしたい」

 世界戦は突然やってきたようにも見えるが、ランキング上位につけていた近藤はいつチャンスがきてもいいように準備を進めてきた。今年に入ってからは低酸素運動、体幹トレ、筋力トレーニングで身体を作り直した。下半身が安定したとのことで、5月の試合で日本ランカーの岡崎祐也(中内)にTKO勝ち。トレーニングの成果を実感して「自信になっている」という。

 対戦相手のリピネッツ(12勝10KO無敗)の研究も進めている。近藤(29勝16KO6敗1分)はライバルを「思い切り打ち込んでくるファイター」と分析。その上で「後半は雑になるところがあるので、前半しのいで後半勝負。ジャブと足は通用する。自分のスタイルを貫きたい」と勝利のパターンを思い描いた。

「前半しのいで後半勝負」の青写真

 試合会場は数々のタイトルマッチが行われてきたバークレイズ・センターで、同じリングのメインでは、WBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(米)がルイス・オルティス(キューバ)と防衛戦を行う。自らのボクシング人生を“強運”と言い切る近藤は「勝ちたい気持ちはあるけど、楽しみたい気持ちもある」と大舞台に胸を躍らせた。

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