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日本ミドル級王者の西田光、無冠戦にTKO勝利

2017年9月22日 20時49分

 日本ミドル級王者の西田光(川崎新田)が22日、後楽園ホール「ホープフルファイトvol.26」に登場。73.0キロ8回戦でウィチアン・ケーマックスジム(タイ)に4回33秒TKO勝ちした。西田は当初、福山和徹(冷研鶴崎)を迎えて2度目の防衛戦を行う予定だったが、福山のけがでタイトル戦は中止となった。

西田(右)はいつも通りのボクシングでタイ人を仕留めた

 西田はガードを固めて前に出るいつものスタイル。ジャブ、ボディをコツコツを打ち込んでいった。3回に左フックを効かせ、左ボディを打ち込んだところでダメージを受けたウィチアンが動きを止めると、主審がダウンを宣告してカウントを数えた。4回に西田が連打したところでストップ。西田は17勝8KO8敗1分。

 西田は来年のチャンピオンカーニバルで、11月4日に行われる挑戦者決定戦、福本祥馬(角海老宝石)と竹迫司登(ワールドS)の勝者を迎えて防衛戦を行う予定。

古橋は2度目の日本王座挑戦をアピール

ランカー古橋は高林に判定勝ち

◇フェザー級8回戦
古橋岳也(川崎新田)[3-0(79-74、79-73、80-72)]高林良幸(TEAM10COUNT)
 日本S・バンタム級13位の古橋がサウスポー高林に圧力をかけた。高林は左のカウンター、右フックで対抗するが、ボディ、右を打ち込む古橋が序盤は優勢。古橋は中盤、打ち合いに応じた高林のパンチをそれなりに被弾したが、ボディ攻撃と右ストレートで高林にダメージを与え続けてゴールテープを切った。2度目のタイトル挑戦を目指す古橋は20勝9KO8敗1分。よく粘った高林は9勝4KO9敗。

袴田さんアピール、マイクの握るのが金監督

袴田巌さんを救おう、リング上からアピール

 また、セミ前には、日本プロボクシング協会袴田巌支援委員会の新田渉世委員長、袴田さんのノンフィクション映画「袴田巌 夢の間の世の中」の金聖雄監督がリングイン。いまだ死刑囚の元プロボクサー、袴田巌さんを救うアピール活動を行った。

 袴田さんは14年3月、静岡地裁で再審開始が認められて釈放されたが、検察側が即時抗告して現在も裁判は継続中。いまだ死刑囚の肩書きを背負う81歳、袴田さんは最近ランニングを始めたという。

 金監督は袴田さんを含め、えん罪を訴えながら長く獄中生活を送った人たちを描いた映画「獄友」を撮影中。年内に撮影を終え、来春に公開予定となっている。

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