2017年10月13日金曜日

V1戦の比嘉大吾、強靭な下半身で14連続KO狙う 

  WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾(白井・具志堅S)が13日、都内のジムで練習を公開した。比嘉は22日、両国国技館で行われるトリプル世界タイトルマッチで、同級5位トマ・マソン(仏)と初防衛戦を行う。

 比嘉は初防衛戦に向けて、総合的なレベルアップに取り組んできた。特にベースとなるフィジカル的な部分は、通常のロードワークやジムワークに加え、階段ダッシュやクイックリフト系のウエートトレーニングなどで鍛えに鍛えた。野木トレーナーがその足を見て「彫刻刀で削ったみたい」と表現するほど、両脚には見事な筋肉がついていた。

 長身のマソンは距離を取ってボクシングをするタイプだけに、比嘉は脚を動かしながら、インサイドに侵入することがポイントになる。キビキビとプレッシャーをかけ、右のダブルなどマイク・タイソンばりのコンビネーションが炸裂すれば理想的。いずれにしても強靭な下半身は役立つことだろう。

 5月の世界戦では、試合前の公開練習が終わった夜、減量がうまくいかないのではないかとパニック障害になるアクシデントもあった。そこで今回は体重を練習前、練習後だけでなく、起床時と就寝時にも測って野木トレーナーに報告するなど体重管理を徹底。前回は試合約10日前でリミットまで3キロ超あった体重が、今回は2キロ超で、心配された減量も、ここまでは問題ない。

 兄弟子で世界挑戦経験のある江藤光喜との2ラウンドのスパーリングでも、なかなかいい動きを見せた比嘉。「倒すということで言えば、チャンピオンであっても挑戦者であっても変わらない」。スターを目指す22歳は、今回も迷わずKOを狙う。