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中山佳祐が終盤追いつく、OPBFフライ級ドロー防衛

2017年10月13日 20時40分

 OPBFフライ級タイトルマッチが13日、後楽園ホールで行われ、チャンピオンの中山佳祐(ワタナベ)は挑戦者8位ジョーバート・アルバレス(比)と三者三様のドロー。辛くも初防衛に成功した。スコアは115-114でアルバレス、115-113で中山、残りが114-114だった。

中山(左)は苦しみながらも初防衛

 6月にリチャード・クラベラス(比)から王座を奪った中山が初防衛戦でサウスポー対決。スタートはアルバレスが右のリードをジャブ、フックと使い分けてポイントを獲りにいった。中山はアルバレスの左を警戒しながら、ボディを狙っていった。

 アルバレスは非力ながらよく動き、右フック、左ストレートを決め、中山がボディブロー、左ショートでアルバレスにダメージを与える。ともに決定打はないが、中山がきれいに被弾してしまうのが気になるところ。4回を終わっての採点は38-38×2、残りが40-37でアルバレスを支持した。

8回を終わってアルバレスがリード

 中山は6回、右ボディでアルバレスにダメージを与えてチャンスを作った。これで流れを引き寄せたかに見えたが、ラウンド終盤には右フックをきれいに被弾。7回は右フックを立て続けに食らって動きが落ちる。8回を終わって、77-75×2、77-76でアルバレスがリードした。

 それでも中山は9回に圧力を強めて攻勢をアピール。体力の差を生かし、気迫で前に出て右ボディ、左ストレートを打ち込んでいく。気迫で引き分けに持ち込む結果となった。

中山「相手は強くてやりにくかった」

 中山は10勝4KO2敗2分。「これも経験。次はいい試合をします。相手は強くてやりにくかった」と語った。14年12月、元WBA&WBOフライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とノンタイトル戦で10回判定負けした経験を持つアルバレスは17勝7KO2敗2分。

初回にダウンを奪った細川

◇ミドル級8回戦
細川チャーリー忍(金子)[TKO1回58秒]美柑英男(渥美)
 体格に勝る細川がゴングと同時にパワフルなパンチを振りました。頭を下げて後退する美柑に右フックがヒットしてダウン。立ち上がった美柑に、細川がラッシュすると主審が試合を止めた。同時にタオルが投入された。細川は8勝7KO3敗。これで6連敗となった美柑は7勝2KO13敗1分。

◇フェザー級8回戦
山口卓也(JBS)[TKO5回2分46秒]本吉豊
 本吉が出きりのボクシングを機能させ、手数で上回って序盤をリード。しかし山口は徐々にピッチを上げ、手数も増やして右を主体に本吉に迫った。本吉は徐々にペースダウン。5回に山口がまとめると、主審が早めにストップした。連敗脱出のヤマグチは11勝9KO11敗。本吉は7勝5KO11敗。

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