2017年10月21日土曜日

鈴木悠介、源大輝らが日本タイトル挑戦権獲得

 日本タイトル最強挑戦者決定戦が21日、後楽園ホールで行われ、フライ級の長嶺克則(マナベ)、バンタム級の鈴木悠介(三迫)、フェザー級の源大輝(ワタナベ)、ウェルター級の矢田良太(グリーンツダ)が来年のチャンピオンカーニバルで王者に挑戦する権利を得た。試合の結果は以下の通り(すべて8回戦)。

◇ウェルター級
②矢田良太(グリーンツダ)[2-0(77-75×2、76-76)]①尹文鉉(ドリーム)
 昨年12月のWBOアジアパシフィック王座決定戦で敗れた矢田が初回から右ストレートを上下に散らして尹に圧力をかける。2回には右ストレートをヒットして尹の動きを止めた。精彩のなかった尹は4回に左ボディブローで反撃開始。後半は尹が接近戦でうまさを見せ、ショートパンチ、ボディ攻撃で優位に立った。

 ペースを失いかけた矢田は7回に右を決めて反撃。8回も尹を攻めて勝利をもぎ取った。矢田は15勝12KO4敗。ウェルター級は正規王者の有川稔男(川島)と暫定王者の坂本大輔(角海老宝石)が来月対戦する。尹は13年3月の高山延樹戦以来となるタイトル挑戦を逃した。戦績は18勝4KO5敗3分。

◇フェザー級
②源大輝(ワタナベ)[3-0(78-75、77-75、77-76)]①岩井大(三迫)
 タイトル挑戦経験者対決は、岩井がジャブ、ワンツーを中心に手数で攻め、パンチ力に勝る源は上体を振りながらジャブ、右、アッパーを繰り出す積極的なスタート。3回に源の右が決まって岩井がグラリ。さらに源のパンチで岩井が右目上部をカットした。

 源はガードを下げてボディワークでディフェンスしながらパンチを繰り出し、岩井は持ち前の手数で対抗。岩井のパンチはそれなりにヒットしたが、より相手にダメージを与えたのは源。岩井の顔はどんどん腫れて血みどろになった。それでも岩井は踏ん張り、7、8回は激しい打撃戦を展開してゴングとなった。

 熱戦を制した源は15年に日本S・バンタム級王者だった小國以載に挑戦して以来のタイトル挑戦権を獲得。「坂(晃典)チャンピオンとの強打者対決を楽しみにしてほしい」とアピールした。戦績は14勝11KO5敗。岩井はOPBF・S・フェザー級王者だった伊藤雅雪(伴流)に敗れて以来のタイトルマッチが遠のいた。戦績は21勝7KO5敗1分。

◇バンタム級
②鈴木悠介(三迫)[TKO7回2分18秒]①菊地永太(真正)
 サウスポー鈴木が初回からよく踏み込んで左ストレートを上下に散らした。長身の菊地も右を打ち下ろしたが、2回早々に鈴木の左がカウンターで決まって菊地がダウン。この回、鈴木はさらに3つのダウンを追加した。

 4度ダウンした菊地だが、意外にダメージは少なく、3、4回に反撃。鈴木はいいパンチを決めるシーンもあるのだが、狙いすぎで後手に回った。後半は菊地が攻め、鈴木がこれをさばきながら有効打で上回る展開。7回、鈴木が左を決めて攻めたところでストップ。鈴木は9勝6KO3敗。菊地は21勝8KO5敗4分。

◇フライ級
①長嶺克則(マナベ)[引き分け1-1(78-75、75-77、76-76)]②星野晃規(M.T)
 互いに駆け引きが多く、星野がわずかに手数で上回りながらもアクションの乏しい展開。3回に主審から互いに手を出すよう指示が出る中、5回に星野が右を決めると、長嶺が右を決め返す。さらに6回には両者ともに左フックをヒットし合って試合がヒートアップするかに見えたが、終盤にも見せ場は訪れずゴングとなった。

 三者三様のドローながら優勢点で日本タイトル挑戦権を獲得した長嶺は「今日はしょっぱい試合たけど、(現日本王者の)黒田選手を必ず倒して日本チャンピオンになります」とリング上であいさつ。戦績は15勝11KO1敗。星野は14勝9KO8敗1分。