2017年10月29日日曜日

石田匠の世界奪取ならず ヤファイに0-3判定負け

 英国ウェールズ・カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで28日夜(日本時間29日未明)に行われたWBA世界S・フライ級戦は、王者カリド・ヤファイ(英)が1位挑戦者石田匠(井岡)に3-0の判定勝ちで2度目の防衛に成功した。スコアは118-110、116-112、116-113。
 
 
 出だしはともに効果的な攻撃が少なく、ヤファイが圧力をかける展開。4回から石田がボディー打ちを増やしたものの、互いに技術で勝負するタイプであるだけに、これといったヤマ場はないまま中盤へ。
 
7回に右ストレートを効かせる
 
 7回、石田は右ストレートをきれいにカウンターしチャンピオンの動きを一瞬止めてみせた。しかしここをこらえたヤファイも強気姿勢を崩さず左フック、アッパーを振るって挽回。8回は逆ワンツーの要領で繰り出した左フックで石田がのけぞった。
 
 石田はヤファイのラフな左フックの多くはスウェーで外してみせたものの、ボディー打ちも得意な相手に攻めのボリュームで上を行かれた。最終12回はワンツーを連打して迫ったが、ヤファイを崩しきるには至らず。プロ25戦目で初黒星を喫した。一方戦績を23戦全勝(14KO)としたヤファイは前回の村中優(F赤羽)に続き、日本人選手の挑戦を退けた。
 

「負けを認めて次に生かすしかない」

石田匠の話「ヤファイは頭から来たり、要所要所がうまかった。(終盤は)僕が行かなあかんと分かっていたけど、経験、その辺りが僕は甘かった。負けは負けと認めて次に生かすしかない。絶対に世界王者になります」Photos/SUMIO YAMADA