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ワイルダー強烈、初回KO防衛 WBCヘビー級戦

2017年11月5日 14時25分

 4日(日本時間5日)ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで挙行されたWBC世界ヘビー級戦は、王者デオンテイ・ワイルダー(米)が元王者バーメイン・スタイバーン(ハイチ=カナダ)を初回で沈め、タイトル6度目の防衛に成功した。
 
 
 スタイバーンとは3年近く前に対戦し、この時は王座奪取に成功したものの初の(そして唯一の)判定決着に持ち込まれているワイルダー。再戦では相手がグウの音も出ないような速攻でケリをつけた。KOタイムは2分59秒――。
 
 開始ゴングが鳴り、201センチの長身からワイルダーが左ジャブを突きさしていたと思った次の瞬間、ふいに放ったワンツーがスタイバーンのガードを割った。右ストレートを直撃されたスタイバーンがもろくも崩れた。立ち上がって再開に応じたものの、ワイルダーは右フックをガードの上から効かせて、2度目のダウンだ。
 
 ここも何とか続行に応じたスタイバーン。第1ラウンドの残り時間はもう10秒もなかったが、ダメージを抱え込んでいるうえに、テンションがマックス状態のワイルダーに襲いかかられたとあっては防ぎようもなかった。ワイルダーが渾身の左フック、右ストレートを打ち込むと、あえなくロープを枕に寝てしまった。
 
 戦績を39勝38KO無敗としたワイルダーは試合後も興奮冷めやらぬ様子。「俺がキングだ!」とまくしたてていた。一方のスタイバーンは25勝21KO3敗1分。代役での出場とはいえ、初戦よりも15ポンド(約6.8キロ)も重い体重では惨敗も無理はあるまい。Photo/SUMIO YAMADA
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