2017年11月7日火曜日

有川稔男が坂本大輔を5回TKO、日本ウェルター級V2

 日本ウェルター級王座統一戦が7日、後楽園ホールの「UNTOUCHABLE FIGHT26」のメインイベントで行われ、正規王者の有川稔男(川島)が暫定王者の坂本大輔(角海老宝石)に5回1分42秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。

 両者は4月に対戦予定だったが、有川の負傷により仕切り直しとなった一戦。14年4月の対戦では、坂本が有川を初回でTKOしているだけにスタートが注目だったが、先に仕掛けたのは有川。右ストレート、左ボディを打ち込むと、ラウンド終盤には右を合わせて、坂本がキャンバスにひざをつく。これはスリップと判断されたが、試合後、坂本は「少し効いた」と明かした。

 有川は2回にも右で坂本を後退させる。どこかよそ行きのボクシングをしていた坂本はラウンド後半に反撃し、右を有川に打ち込んだ。坂本はここから盛り返そうと攻勢を強めたが、有川は坂本の攻撃をバックステップとブロッキングで防ぎ、攻めては左のダブル、右ストレートで坂本を追い込む。

 迎えた5回、有川の右ストレートがクリーンヒットすると、坂本が左目上部から激しく出血した。有川はドクターチェックを求めるように動きを止めたが、しばし試合は続行。まもなくドクターチェックが入り、有川のTKO勝ちが宣告された。32歳の有川は15勝13KO4敗。

 これで有川は藤中周作(金子)、大川泰弘に続き、一度負けた相手にKOでリベンジしてみせた。来年のチャンピオンカーニバルでは、挑戦者決定戦を制した矢田良太(グリーンツダ)と対戦予定。36歳の坂本は14勝8KO9敗3分。

◇53.0キロ8回戦
コーヤ佐藤(伴流)[負傷判定6回57秒3-0(59-56×2、58-56)]永安潤之介(川島)
 佐藤はスイッチを繰り返す変則スタイル。永安は圧力をかけて右、ボディブローで攻めようとしたが、フックやアッパーでかく乱する佐藤が徐々にペースを握っていく。中盤以降も佐藤が永安をかく乱。永安が右を決めるシーンもあったが、あとが続かなかった。最後は永安が2回に偶然のバッティングで負った左目尻の傷が悪化して終了。単発ながら有効打で上回って勝利の佐藤は10勝2KO4敗1分。永安は13勝3KO13敗3分。

◇バンタム級8回戦
冨田正俊(川島)[3-0(78-75、78-74、79-74)]品部正秀(Boy's水戸)
 前に出て圧力をかけるファイターの品部に対し、サウスポーの冨田は足を使いながら、左ストレートをコンスタントにヒットした。品部もよく前に出て、何度も冨田にロープを背負わせたが、いかんせん被弾が多い。品部は終盤7回に右を決めて気を吐いたが、最終回は冨田が踏ん張った。冨田は8勝1KO9敗2分。5連敗の品部は7勝3KO16敗2分。

◇S・フライ級6回戦
川浦龍生(川島)[TKO2回2分58秒]ナッタコーン・シットジャクノイ(タイ)