2017年11月10日金曜日

多田悦子がWBO・AP王座獲得、元世界女王対決制す

 WBO女子アジアパシフィック・ミニ・フライ級王座決定戦が10日、後楽園ホールで行われ、元WBA、IBF女子ミニ・フライ級王者の多田悦子(真正)が、IBF女子L・フライ級王者の柴田直子(ワールドS)に3-0判定勝ち。元世界王者対決を制し、WBO王者、江畑佳代子(ワタナベ)戦に前進した。

 12年の初対戦から5年。ともに36歳となった元女子世界王者2人が再び激突した。先制したのはサウスポーの多田。先手で左を上下に打ち分け、柴田の入り際、打ち終わりに左を合わせる立ち上がり。柴田も右を打ち込むが、射程の長い多田がリードする立ち上がりとなった。

 多田の左に対応できていなかった柴田は3回、右を決めて反撃開始。4回には多田を打撃戦に巻き込んだ。多田もこれを受けて立ち、試合は白熱する。多田の左がヒットし、ラウンド終了間際に柴田の右が決まった。

 柴田が巻き返すかにも見えたが、多田がペースを明け渡すことはなかった。6回は多田が左を顔面とボディに打ち込み、7回も左カウンターをたびたび決める。柴田に巻き返す元気はなく、最終スコアは77-75、78-74、80-72だった。

柴田直子は引退を表明

 5年前と同じように柴田を判定で退けた多田は17勝5KO3敗2分。多田は会場で観戦していたWBO同級王者、江畑佳代子(ワタナベ)に対戦を呼び掛けた。柴田は17勝6KO5敗1分。試合後「これで最後にします。悔いはないです」と引退を表明した。

◇S・フライ級8回戦
ユータ松尾(ワールドS)[TKO2回1分59秒]中根一斗(レイS)
 日本フライ級5位の松尾は2月、日本同級暫定王座決定戦で現王者の黒田雅之(川崎新田)に敗れて以来のリング。強打の中根いきなり前に出たが、開始早々に松尾の右カウンターが決まって中根がダウンした。その後も松尾が右を決め続け、中根は何とか初回をしのいだものの、2回に中根が左目を負傷したとしてストップとなった。松尾は13勝6KO3敗1分。中根は8勝8KO3敗