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井上岳志が8回TKO勝ち、OPBF&WBO・AP王座獲得

2017年11月10日 20時54分

 OPBF&WBOアジアパシフィックS・ウェルター級タイトルマッチが10日、後楽園ホールのセミで行われ、日本同級王者の井上岳志(ワールドS)がOPBF同級王者ラーチャシー・シットサイトーン(タイ)に8回2分51秒TKO勝ち。OPBF王座を奪取するとともに、空位のWBOアジアパシフィック同級王座に就いた。

3本のベルトを手にしたチーム井上のメンバー

 体格に勝るOPBF1位、WBO・AP3位の井上はガードを高く掲げて力強いジャブを繰り出していった。様子を見ていたWBO・AP2位のラーチャシーは2回にパンチを出していったが、井上が圧力を強めて右アッパー、右フックなどでグイグイとOPBF王者を攻めていく。パワーの差は明らかだ。

 井上は2回以降も圧力をかけ、ボディ攻撃でラーチャシーにダメージを与えていく。ラーチャシーは井上の動きを見ながら、左フック、アッパーを狙っていくが、井上を下げることはできない。4回を終わっての採点は40-46×2、39-37で井上だった。

 井上は中盤に入ると、顔面に右を再三打ち込むが、ラーチャシーはタフだ。表情ひとつ変えずにファイトし、7回には前に出てジャブ、右ストレート、アッパーで反撃を試みた。

 しかし、井上はこれを固いガードでしのぎ、左ボディ、右を立て続けに打ち込んで再びタイ人を倒しにかかる。ようやく8回、井上の左ボディアッパーでラーチャシーがダウン。立ち上がったタイ人に井上が襲い掛かり、最後は右ボディアッパーで沈めた。

井上はタフなラーチャシーを8回に沈めた

 3冠王者となった井上はIBFとWBOで世界ランキング15位。「危ないシーンもあって楽な試合ではなかった。日本の防衛戦をしっかりこなして、そのあとはチャンスがあれば世界にも挑戦したい」とリング上でアピールした。戦績は12勝7KO1分。

 コブラ諏訪(ピューマ渡久地)、大石豊(井岡弘樹)、ジャンボ織田信長書店ペタジーニ(六島)と対日本人3連勝だったIBF13位のラーチャシーは9勝7KO4敗。

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