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小浦翼が2-0判定勝ち、谷口将隆との激闘制す

2017年11月11日 22時02分

 OPBFミニマム級タイトルマッチが11日、後楽園ホールの「DANGAN200」で行われ、チャンピオンの小浦翼(E&Jカシアス)が挑戦者1位の谷口将隆(ワタナベ)に2-0判定勝ち。初防衛に成功した。スコアは115-114、115-113、114-114だった。

小浦(右)は苦しみながらも何とか勝利を手にした

 WBC11位など世界3団体でランク入りしている小浦が初防衛戦で指名挑戦者のサウスポー谷口を迎えた。

 スタートはジャブの差し合い。これは互角の印象ながら、サウスポーの谷口が2回に左ストレートを顔面とボディに決める。谷口が距離をつかみかけたかに見えたが、小浦は3回後半、ガードを上げて前に出て、左フックをきれいに決めた。4回終了時の採点は39-38、39-37、38-38で小浦がわずかにリードした。

 中盤は谷口がチャンスをつかむ。5回、クリンチの離れ際に左を打ち下ろすと、これで王者がグラリ。谷口は一気に攻めたが、ここは詰めきれず。以降は互いに気負って、パンチを出すたびにクリンチ、もみ合いになるパターンが増えていく。それでもヒットの数ではわずかに谷口が優勢という印象。8回を終わって76-76×2、残りが77-76で谷口のリードとなった。

 終盤も互いに譲らず、身体をぶつけながらパンチを出し合う展開。最終回は両者とも死力を尽くして終了のゴングを聞いた。

 WBC11位など世界3団体でランク入りする小浦は12勝8KO。「難しい試合だけど勝つことができた。世界チャンピオンになりたい」とリング上で語った。谷口は4月、日本同級王座決定戦で小西伶弥(真正)に惜敗。またしても判定に泣いた。戦績は8勝6KO2敗。

あいさつする岩渕、後ろがコウジ有沢さんとカズ有沢さん

元日本王者の岩渕真也さん引退式

 セミの前で、元日本S・ライト級チャンピオン、岩渕真也さん(32歳=草加有沢)の引退式が行われた。

 一時代を築いた同門の先輩、有沢ツインズから花束を受け取った岩渕さんは「久しぶりのリングで最高の気分です。みなさんの応援があったから日本チャンピオンになれました」とあいさつ。10ゴングを聞いた。現在はスポーツジムのパーソナル・トレーナーとして活躍しているという。

 岩渕さんは04年にプロデビュー。強打のサウスポーとして活躍し、けがに泣かされたものの、12年に和宇慶勇二を下して日本S・ライト級王座を獲得。3度の防衛を成功させた。16年2月、3度目のOPBF挑戦がラストファイトとなった。生涯戦績は32戦26勝22KO6敗。

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