2017年11月11日土曜日

新藤寛之が日本SW級挑戦権獲得、平岡はユース王者

 11日後楽園ホールの「DANGAN200」で日本S・ウェルター級挑戦者決定戦が行われ、同級1位の新藤寛之(宮田)が2位のコブラ諏訪(ピューマ渡久地)に3回2分8秒TKO勝ち。チャンピオン井上岳志(ワールドS)への挑戦権を手にした。

 日本ユース戦も2試合行われ、ライト級は富岡樹(REBOOT)が初防衛に成功。S・ライト級は王座決定戦に勝利した平岡アンディ(大橋)が初代王者となった。

 また、第1試合で本望ジム初のプロ選手、白鳥翔太(本望)が新屋叶多(全日本パブリック)に2-1判定勝ち。記念すべき本望ジム初戦を勝利で飾った。

新藤はカーニバルで井上岳に挑戦

◇日本S・ウェルター級挑戦者決定8回戦
新藤寛之(宮田)[TKO3回2分8秒]コブラ諏訪(ピューマ渡久地)
 長身サウスポー新藤が足を使いながら左を打ち下ろし、諏訪が前に出てボディ攻撃を繰り出すという予想通りの展開。初回から新藤の左、返しの右フックがコンスタントに決まる。諏訪も懸命に上体を振りながら前進。ボディ打ちを連発したシーンもあったが、いかんせん被弾が多い。

 3回、新藤の左で諏訪が右目上部をカット。しばらく試合は続いたが、ドクターチェックで試合続行不可能と判断された。元日本ウェルター級王者の新藤はこれで2階級制覇への挑戦権をゲット。戦績は19勝8KO4敗1分。無念の37歳、諏訪は19勝11KO13敗2分。

◇日本ユース・ライト級タイトルマッチ8回戦
富岡樹(REBOOT)[3-0(78-74×2、80-72)]白鳥大珠(八王子中屋)
 日本S・フェザー級6位にランクされる王者の富岡はフットワークとフェイントを駆使して打っては離れのボクシング。強打のサウスポー白鳥は、時折パワフルなパンチを打ち込むが、富岡になかなか的を絞らせてもらえない。白鳥が圧力をかけきれず、富岡がリードを広げていった。

 白鳥は6回に連打で富岡に迫ったが、その後は富岡が再びアウトボクシングを機能させ、白鳥に反撃を許さなかった。初防衛成功の富岡はデビューから5連勝(1KO)。白鳥は8勝5KO3敗。

 試合後、日本5階級制覇の記録を持つ湯場忠志さんの長男、デビューから2連勝の湯場海樹(都城レオS)がリングインして挑戦をアピール。富岡が「弱いタイ人としかやっていない。まだオレとやるのは早すぎる」と言えば、湯場も負けずに「口だけのチャンピオンを黙らせます」と応酬した。

◇日本ユースS・ライト級王座決定8回戦
平岡アンディ(大橋)[TKO5回1分50秒]小林孝彦(TEAM10COUNT)
 日本同級15位のサウスポー平岡が180センチ、小林が183センチの長身対決。平岡がジャブを突きながらチャンスをうかがい、小林がカウンターを狙う立ち上がり。1回終了間際に小林の左フックが平岡の顔面をとらえた。小林は単発ながら2回に右ストレート、3回に左フックを打ち込んで好機を作る。

 平岡は4回に圧力を強めて右フックを決めると、小林の勢いが止まる。平岡は4回後半に左をもらって後退したが、5回は再び攻め、近距離で左を打ち下ろすと小林がダウン。立ち上がった小林を追撃したところでストップ。平岡はデビューから11連勝(7KO)。小林は7勝5KO3敗。

◇56.0キロ8回戦
田村亮一(JBS)[3-0(80-72×2、80-71)]ロベルト・ウドトハン(比)
 7月の日本S・バンタム級タイトルマッチで王者の久我勇作(ワタナべ)に敗れた日本同級7位の田村が再起戦。田村はOPBFフェザー級12位、小柄なサウスポーのウドトハンを開始から攻め、左右のボディ、右ストレートをガンガン決めていく。ウドトハンも左を上下に打ち込んで対抗したが、田村は多少の被弾はおかまいなしに、ボディ攻撃を中心にウドトハンを削っていった。

 田村優勢が続きながら、タフなウドトハンはなかなか倒れず、田村に右フック、右アッパーを決めて抵抗を続ける。7回にロープにもたれたところでダウンを宣告されたものの、最後までKO負けを拒否した。田村は9勝5KO3敗1分。ウドトハンは23勝14KO3敗3分。