WBC女子世界ミニ･フライ級タイトルマッチの前日計量が16日行われ、チャンピオンの黒木優子（YuKOフィットネス）が47.5キロ、挑戦者で1階級下のWBC同アトム級王者の小関桃（青木）が47.0キロでリミットの47.6キロをクリアした。試合はあす17日、福岡市の九電記念体育館でゴングとなる。

　これが6度目の防衛戦となる黒木（26歳＝17勝8KO4敗1分）と、女子世界歴代2位となるV17の記録を持つ小関（35歳＝20勝9KO1分）によるサウスポー世界王者対決。大一番を前に両者は次のようにコメントした。

黒木「（小関は）気持ちが強く、前にガンガンくる。芯があって強いチャンピオンという印象。ボクサーとして輝ける場所はリングの上だけ。地元福岡のみなさんに輝いている姿を見せられるようにしっかり自分のボクシングをして勝ちたい」

小関「（黒木は）左のパンチが強く、左を軸に勝つパターンを持っている選手。挑戦者らしく1ラウンドからアグレッシブにいきたい。やってきたこと、出せるものをすべて出しきりたいと思います」

　小関がチャレンジャーとしてリングに上がるのは、WBCアトム級王座を獲得した08年8月以来、実に9年ぶり。なお、小関が保持するWBCアトム級王座はこの試合にかけられない。