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井上尚弥が熱海キャンプ、マクドネル挑戦に意欲

2018年2月20日 7時47分

 WBO世界S・フライ級チャンピオン、井上尚弥(大橋)が19日、静岡県熱海市で4日間の予定でキャンプ・トレーニングに入った。弟の拓真(WBC世界バンタム級9位)、いとこの浩樹(日本S・ライト級2位)の井上ファミリーが同行している。

キャンプに入った井上、5月のマクドネル戦は決まるか?

 試合が決まる前のリフレッシュと体力作りが狙いのキャンプ。初日のこの日は父真吾トレーナーの姿はなく、高村淳也トレーナーの作るメニューに従って、砂浜をランニングした後、ゴムで繋いだトレーナーを引っ張って前進し、重く太い綱を振りまくるなど、ボクシングのトレーニングにはないハードな練習をこなした。まだまだ冷え込みも厳しい中、後半は3選手ともTシャツ1枚の軽装になりハッスルしていた。

 5月頃にも予定される尚弥の次戦については、1階級上のWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)に挑戦の話も浮上している。「チャンピオンの試合日程からいっても、自分もやるならそこだなと思っていた。レベルの高い相手だけに、楽しみにしてくれる人も多いと思うし、ワクワク感もある。交渉がまとまればいい」と本人も大乗り気。

左から拓真、尚弥、浩樹のチーム井上

 長身のマクドネルを意識して「175(センチ)を超えてくると、対策を考えてスパーリング・パートナーも選ばなくてはならなくなる」とコメントも具体的。

「最終ラウンドまで粘ってくる選手なので、前半からどこまでペースが握れるか、あとは後半勝負で倒し切れるよう、スタミナをつけたい」と語っていた。

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