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ボクシングルネサンス17 メキシコシティの興行

2018年2月25日 0時44分

 メキシコでプロモーター兼トレーナーとして活躍する古川久俊氏が主催する「ボクシングルネサンス17」が現地時間23日、メキシコシティの日墨会館大広間で行われた。

メキシコS・フライ級王者となったマルティネス

 セミファイナルは正統派テクニシャンの日系3世、ヨキオ・加藤・カランサと、世界王者クラスとの対戦もある大ベテラン、ガブリエル・ラミレスの6回戦。

 試合は前進するファイター型、ガブリエルの突進を、ヨキオが外しながらカウンターを入れる展開、一進一退ながら、全体を通してややヨキオの有効打が上回ったかに思われたが、判定は2-0でガブリエルの手が上がった。ルネサンス常連のヨキオだが、デビュー当時のシャープなパンチは影を潜め、最近は伸び悩んでいる印象だ。

 メインのメキシコS・フライ級王座決定戦で、ホセアルマンド・バルデスとフリオ・セサール・マルチティスの若い2人が争った。

 WBC12位にランクされる猛烈ファイターのマルティネスが、強打をふるって1回から猛然とラッシュ、得意の左アッパーでバルデスの膝をゆらす。2回、逆にボクサ一型のバルデスがボディー打ちでマルティネスを後退させ、一進一退の攻防を繰り広げられた。

 迎えた7回、ややダメージがたまり、両目の腫れてきたバルデスにマルティネスは渾身の猛ラッシュ、バルデスがキャンバスに沈み、レフェリーが試合を止めた。マルティネスは11勝8KO敗2敗で、初のベルトを腰に巻いた。バルデスは8勝3KO2敗。

 超満員の観客は、両者の妥協なき、激しい打ち合いに大興奮。チャンピオンになったマルティネスはもちろんだが、敗者のバルデスにも大きな拍手を送りたい。次回は、年末に興行を予定。古川氏は日本人選手の参戦に期待している。

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