両国国技館で3月1日ゴングとなる「ワールドプレミアムボクシング27～The REAL」の予備検診が26日、都内のホテルグランドパレスで行われた。ダブル世界タイトルマッチに出場する4選手はいずれも好調をアピールした。

　注目のWBC世界バンタム級戦、およそ半年ぶりにルイス・ネリ（メキシコ）と顔を合わせた前チャンピオンの山中慎介（帝拳）は「細くて小さいなとはあらためて感じました」と特別な印象を述べなかった。たしかに計測の結果を見ても、お互い初戦と大きく変わったところはない。

　一方で自身については「前回よりもいい状態。より元気な気がします」と断言。「それはしっかりと練習して、しっかりと食べてきたからだと思います」と、山中は最高のコンディションを強調した。

　雪辱のリングが迫る中、愛息の豪祐君は「あと何日寝たらパパの試合」と指折り数えて待っている。「強いパパという印象を与えたいですね」と山中は言葉に力を込めた。

　一方のネリは「パーフェクト。非常に厳しい練習を積んできたから」と仕上がりを語った。リミットの53.5キロまで残り2キロ程度だと明かし、この日も勝利の自信を隠さなかった。来日する応援者が何と30人も数えるとのことで、ますますヤル気になっている。主な検診の結果は以下の通り。

　　　　ネリ　　　　山中
身　長　165cm　　　170㎝
頸　周　39.5㎝　　　37㎝
胸　囲　91.5㎝　　　88㎝
リーチ　169㎝　　　 174㎝
視　力　左1.5右1.5　左1.5右1.2