0120_excite_650x150

0120_excite_650x150

2018年3月1日木曜日

粟生隆寛が3年ぶり復帰戦勝利、ディアスに雪辱

 元2階級制覇チャンピオンの粟生隆寛(帝拳)が1日、両国国技館の「ワールドプレミアムボクシング27~THE REAL」で2年10ヵ月ぶりの試合を行い、元世界王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)に62.0キロ契約8回戦で3-0判定勝ちを収めた。スコアは77-76、77-74、79-74。

 12年10月、WBC世界S・フェザー級タイトルの4度目の防衛戦でディアスにまさかの敗退。王座を失った粟生が5年4ヵ月ぶりのリマッチに挑んだ。

 33歳のサウスポー、粟生の立ち上がりは硬かった。初回にこの試合がラストファイトだと燃える37歳のディアスの左フックを食らうなど、不安を感じさるスタートとなった。

 それでも自ら圧力をかけ、徐々に試合勘を取り戻していくと、右を盛んに打ち込むディアスと打撃戦を展開。3回終盤にワンツーを決めてディアスをキャンバスに送った。

 ダウンを喫したディアスだが、戦闘意欲は衰えなかった。粟生は圧力をかけていくと、ディアスはそのたびに反撃。ディアスは終盤ペースダウンし、粟生はKOを狙っていったが、詰め切れなかった。

 粟生が試合をするのは15年5月、アメリカでライムンド・ベルトラン(メキシコ)とWBO世界ライト級王座決定戦を争い2回TKO負け。この試合はベルトランの薬物違反と体重超過により無効試合となったが、粟生は左足のけがもあってこの試合以降リングから離れた。

 引退の危機にもさらされた粟生だが、ジムの同門、山中慎介と千葉・習志野高の後輩、岩佐亮佑(セレス)のダブル世界戦と同じリングでカムバックに成功した。

 粟生は28勝12KO3敗1分1無効試合。リング上のインタビューで「この2年10ヵ月…」と口にした瞬間、感極まった。試合内容は「硬くなって狙ってしまうという悪いクセが出た」と反省した。試合終了後、リングにキスしたディアスは40勝19KO19敗3分。