April
20
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

23°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > リゴンドウからダウン奪った男 天笠尚が引退式

リゴンドウからダウン奪った男 天笠尚が引退式

2018年3月27日 19時44分

 元日本、OPBFフェザー級王者で“痩身の暗殺者”のニックネームもついた天笠尚(32歳=FLARE山上)の引退式が27日、後楽園ホールの「ガッツファイティング/DANGAN209」で行われた。

愛息を抱いてファンに別れのあいさつをする天笠

 リングに上がった天笠は「僕がボクシングを始めたのは自分を変えたかったから。その程度の理由で始めて、日本、東洋という成績を残せたのは、自分ひとりではできなかった。応援してくれた方々にありがとうを伝えたい」とあいさつ。最後は「ボクシング最高! ありがとう!」と元気よく締め、惜別の10カウント・ゴングを聞いた。

 天笠は04年12月に19歳でプロデビュー。フェザー級では規格外と言える179センチの長身から繰り出す強打を武器に頭角を現し、11年11月に2度目の挑戦で日本同級王座を獲得。3度の防衛を成功させたのち、OPBF王座を獲得。4度の防衛を成功させた。

 全国にその名をとどろかせたのが14年大みそか、WBAスーパー&WBO世界S・バンタム級王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)に挑戦し、結果は11回TKO負けだったものの、7回に無敵のリゴンドウから2度のダウンを奪い、日本列島に興奮の渦を巻き起こした。

 昨年9月、リチャード・プミクピック(比)とのWBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦に判定負けした試合がラストファイト。生涯戦績は33勝21KO7敗2分。

Related article
関連記事