2018年3月31日土曜日

田中恒成が9回TKO勝ち 年内の3階級制覇に意欲

 31日、名古屋国際会議場でWBOフライ級13位ロニー・バルドナド(比)とノンタイトル10回戦を行ったWBO同級1位の田中恒成(畑中)は9回2分26秒TKO勝ち。フライ級転向初戦を白星で飾り、年内の3階級制覇をあらためて宣言した。

 田中同様に若く、無敗のバルドナドは開始から左右のフック、スイングを惜しみなく振って闘志満々。これに対し田中はブロック、ダック&ロール、ステップとディフェンスをしっかりと固めつつ、自らの素早いブローを打ち込んでいく。

 とりわけ左ボディーのカウンターは効果てき面で、序盤早くも3回にチャンスをつくるなど、終始優勢に試合を運んだ。4回は左ボディーをクリーンヒットして、バルドナドは苦しそうにダウン。立ち上がった相手をストップ寸前に追い込んだ。

 無敗のバルドナドも勝負を捨てず、懸命に粘る。その後意外に試合は長引いたものの、もう一度テンポを変えた田中は迎えた9回、右ストレートをヒット。よろめいたバルドナドはもう反撃の手も出なくなり、ここで福地主審が試合をストップした。

「4回の倒すタイミングを逃した」と田中本人は50点の自己採点だったが、ケガからの復帰戦、フライ級転向初戦としては、まずは上出来。「計量までの体調しかり、試合までの取り組みが全然違った」と、減量苦からいくぶん解放された効果を実感していた。

 また、前戦で負った両目眼窩底骨折の影響も特に感じなかったそうでひと安心だ。田中は「ディフェンスはまあまあできました」と語っていた。

「この(復帰戦の)試合までは自信がなかったんです。でも、取り戻せたかな」と田中。この日テレビの解説席に座ったWBO王者木村翔(青木)をはじめ、フライ級のチャンピオン陣に戦線布告の一戦となった。田中は11勝7KO。バルドナドは10勝7KO1敗1分。