March
29
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

16°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > ジョシュア次戦は? ワイルダー戦はいつ実現か

ジョシュア次戦は? ワイルダー戦はいつ実現か

2018年4月2日 11時15分

 WBAスーパー&IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英)が31日、WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)に判定勝ちして3本のベルトを統一した。これでWBC王者デオンタイ・ワイルダー(米)との4団体統一戦への期待が一層膨らんだが、ヘビー級史上初の4団体統一戦はすんなり実現するのだろうか。

史上初の4団体統一ヘビー級王者を狙うジョシュア

 試合後のジョシュアは「ワイルダーを粉砕する」と雄たけびを上げ、ワイルダーはSNSで「ジョシュア戦を100パーセント受け入れる」と発信した。互いに2メートル級の体格と無敗の戦績を誇るジョシュア(21勝20KO)とワイルダー(40勝39KO)というビッグな米英対決。両雄の発言は世界中のファンを喜ばせたに違いない。

 とはいえ、これほどのビッグマッチとなれば交渉はタフにならざるを得ないだろう。ジョシュアをプロモートするマッチルームボクシングのエディ・ハーン氏は「年内に実現させたい。来週から交渉を始めるつもりだ」と前向きな姿勢を見せながら、「指名試合などいくつかの問題がある」と含みも持たせた。

 英国メディアは、ガーディアン紙が「交渉は真っすぐには進みそうにない」と報じ、ワイルダー陣営が交渉に前向きではないというハーン氏の感触を紹介。デイリー・エクスプレス紙は「彼ら(ワイルダー陣営)の考えていることは予測できない」というハーン氏の発言を掲載した。

 ハーン氏はジョシュアがワイルダー戦の前に1試合はさむ可能性について言及。指名試合にも触れ「我々は10月か11月に(WBA指名挑戦者の)ポベトキンと試合をしなければならないだろう。もしワイルダーとの試合が決まれば、この試合はパスする」とし、4団体統一戦がすぐに実現しないケースにも抜かりなく備える。

 本格的な交渉はこれからで、表に出ているハーン氏の発言を額面通りに受け取るわけにはいかないが、多くの英国メディアは統一戦の実現に期待しつつも「難しい交渉が待っている」というのが一致した見方。ファンはやきもきしながら交渉の行方を見守るしかない。Photo:Esther Lin/SHOWTIME

Related article
関連記事