April
20
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

26°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > ヤップがOPBFバンタム級V3 中嶋孝文は及ばず

ヤップがOPBFバンタム級V3 中嶋孝文は及ばず

2018年4月4日 21時22分

 OPBFバンタム級タイトルマッチが4日、後楽園ホール「A-sign.Bee vol.12」で行われ、チャンピオンのマーク・ジョン・ヤップ(六島)が挑戦者7位の中嶋孝文(竹原&畑山)に3-0判定勝ちで3度目の防衛に成功した。スコアは116-112×2、117-111。

ヤップ(右)はアウトボクシングが冴えた

 ヤップがスタートは好調。フットワークを使い、ジャブを突き右ストレートにつなげた。3回にはボディ攻撃を披露。下がるシーンの多い中嶋は左目付近をパンチでカットする。4回にもボディ攻撃を浴びた中嶋は左フック、左アッパーを決めてようやく反撃に出た。4回終了時の採点は40-46×2でヤップ、残りが38-38だった。

 中嶋は5回に右アッパーを決めて好機を作ったものの、ヤップはジャブとフットワークで立て直し、7、8回はアウトボクシングで中嶋を翻弄。8回終了時はヤップが78-74×2、79-73でリードを広げた。

 あとのない中嶋は終盤、懸命に前に出たが、サークリングを続けるヤップをつかまえられずじまい。最後までスピードの落ちなかったヤップが危なげなく逃げ切った。

 WBC5位、IBF8位にランクされるヤップは29勝14KO11敗。12年と14年に現OPBF・S・バンタム級王者の大竹秀典(金子)と日本S・バンタム級王座を争い敗れている中嶋はまたしても王座獲得ならず。戦績は29勝13KO10敗1分。

柳は3回に試合を決めた

◇ライト級8回戦
柳達也(伴流)[KO3回2分12秒]野口将志(一力)

 日本ライト級3位の柳は前に出る元ランカー野口をさばきながら、2回にスイッチして左を決めてダメージを与えた。柳は3回にもスイッチして、左フックを打ち込むと野口がダウン。試合再開後に連打で再び野口を倒すと、野口は立ち上がったものの、カウント中にタオルが投入された。柳は15勝6KO5敗1分。日本ライト級王座決定戦から5連敗の野口は12勝6KO10敗1分。

ワンパンチKOを披露した池田

◇S・ライト級8回戦
池田竜司(竹原&畑山)[TKO3回2分3秒]遠藤健太郎(大橋)

 日本S・ライト級12位の池田は開始早々に左フックでダウンを奪うが、ここからは距離を取って試合を組み立てた。試合がヒートアップしたのは3回。遠藤が右を決めると、池田も左フック、左ボディを叩き込んで応戦。偶然のバッティングで頭部から出血した池田はラウンド終盤、遠藤のパンチを外して右を合わせると、これがきれいに決まって遠藤がキャンバスに大の字。ノーカウントでストップとなった。ジム移籍初戦を飾った池田は13勝9KO4敗2分。遠藤は7勝6KO8敗1分。

久々の勝利をTKOで飾った品部(右)

◇バンタム級8回戦
品部正秀(Boy's水戸)[KO8回2分13秒]中村雅敏(一力

 ベテラン品部が前に出て試合はスタートから接近戦。互いに距離が近すぎてもどかしい展開となったが、左右のフックで攻める品部がやや優勢で試合は進む。品部は最終回にダウンを奪い、中村は立ち上がったが10カウントとなった。5連敗脱出の品部は8勝4KO16敗2分。中村は7勝4KO9敗。

◇S・フェザー級8回戦
ジョンジョン・エストラーダ(比)[TKO7回49秒]中川祐(竹原&畑山)

 中川は序盤からエストラーダのワイルドな右、ボディブローをもらって劣勢。中盤から右を当てて反撃したが被弾が多く、7回に連打でダウン。立ち上がったが再開後にストップとなった。中川は7勝3KO3敗1分。エストラーダは11勝10KO4敗1分。

Related article
関連記事