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岩井大が熱戦制す、河野洋佑とのランカー対決勝利

2018年4月10日 22時35分

「ザ・グレイテストボクシング」が10日、後楽園ホールで開催され、メインのフェザー級8回戦は、日本同級3位の岩井大(三迫)が日本同級11位の河野洋佑(新日本木村)に3-0判定勝ち。スコアは77-75×2、78-74。

岩井(右)はコンスタントに右を決めた

 岩井は昨年10月の日本フェザー級タイトル挑戦者決定戦で現王者の源大輝(ワタナベ)に敗れて以来のリング。河野は昨年11月の勝利で日本ランキング入りして迎える初めての試合となった。

 体格に勝る岩井がジャブを軸に右につなげて好スタート。打ち終わりにもパンチを合わせ、キャリアの差を見せつけるが、河野も徐々にペースを上げ、左ボディ打ちを多用して反撃すると試合は白熱し始めた。

 5回に岩井の右ストレートで河野がカット。ボディ攻撃も受ける河野が落ちてくるかに見えたが、河野はここからワンツー、ボディブローのコンビネーションで盛り返す。終盤は両者ともに激しい打撃戦を展開し、終了のゴングを聞いた。岩井は22勝7KO5敗1分。河野は12勝6KO7敗2分。

ガンバレ将太(右)は角川社長にねぎらわれた

 第3試合終了後に元日本フライ級10位のガンバレ将太(34歳=戸髙秀樹)の引退式が行われた。専修大ボクシング部出身の将太は08年2月にプロデビュー。16年11月に日本ランカーの杦本健太(明石)を下して日本ランク入りをはたした。

 17年12月の試合で網膜剥離を患い、引退を決意したという将太は「10年間のボクシング人生を誇りにして、これからの人生を歩んでいきます」とあいさつ。角川春樹事務所の角川春樹社長から花束を贈られ、10ゴングが打ち鳴らされた。生涯戦績は15勝2KO7敗2分。

三瓶(左)は終始落ち着いて試合を運んだ

◇S・フェザー級8回戦
三瓶数馬(協栄)[TKO6回1分23秒]岩原慶(本多)

 初代日本ユースS・フェザー級王者で日本同級11位の三瓶が同12位の岩原を迎えた。サウスポー対決は初回から三瓶がボディ攻撃と左、岩原が左アッパー、右フックを盛んに出すエキサイティングな内容となった。

 しかし、岩原は口が開きだし徐々にペースダウン。三瓶はこれに乗じて左右のボディ、左ストレート、右フックを決め始めると、5回にはクリーンヒットを連発。岩原はそれでも前に出たが、6回にタオル投入となった。三瓶は15勝6KO4敗。岩原は8勝4KO5敗。

諏訪は再起戦をわずか53秒で終わらせた

◇S・ウェルター級6回戦
コブラ諏訪(ピューマ渡久地)[KO1回53秒]ニコル・バラドーンジム(タイ)

 諏訪が初回、左ボディブローを決めると一瞬の間をおいてニコルがダウン。10カウントとなった。37歳の諏訪は昨年11月の日本同級挑戦者決定戦で新藤寛之(宮田)に敗れて以来の試合に勝利。戦績を20勝12KO13敗2分とした。

◇S・ライト級8回戦
片桐康喜(草加有沢)[負傷判定6回45秒3-0(59-56、60-55、60-54)]中山聰歯(フラッシュ赤羽)

 初8回戦の片桐が初回から前に出て、サウスポーのベテラン中山に圧力をかけた。中山は片桐の前進をうまく止められない。中盤は左ストレートで反撃するシーンもあったが、偶然のバッティングで右目を大きく腫らし、最後は無念のストップとなった。片桐は7勝1KO2敗2分。37歳定年の3日前だった中山は7勝3KO11敗1分。ラストファイトを飾れなかった。

◇フライ級6回戦
稲葉直樹(ピューマ渡久地)[3-0(58-56×2、59-56)]白鳥光芳(T&T)

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