2018年5月5日土曜日

亀田興毅が引退撤回 次はなんとロマゴン戦を希望

 元3階級制覇王者の亀田興毅(協栄)が5日、後楽園ホールに登場。元WBC世界フライ級王座を通算23度防衛したポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)とスパーリングで手を合わせた。スパー後は引退の10ゴングを途中で遮り、元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と引退試合をしたいとぶち上げた。

 興毅とポンサクレックは2010年3月に対戦し、ポンサクレックが小差判定勝ちで王座を奪い、興毅にプロ初黒星をつけた。今回は興毅サイドがポンサクレックとの再戦を計画。公式戦での対戦を目指し、興毅はボクサーライセンスの再交付を受けたが、ポンサクレックが国内規定の36歳を超えるため、ライセンスの交付が認められなかった。

 イベントは“引退試合”と銘打ち、公開練習、前日計量に加え、試合前に国歌独唱が行われるなど、世界戦を意識した演出が施された。

 スパーリングは10オンス・グローブ、3分6ラウンドで行われた。両者ともに2カ月以上のトレーニングを積んで気合いは十分だったが、31歳の興毅と、40歳でブランクも長く「実力は全盛期の50%」というポンサクレックとでは、実力差が大きかった。

 亀田は初回から攻勢に出ると、2回に左を叩き込んでポンサクレックをキャンバスに突き落とした。ポンサクレックはフラフラと立ち上がろうとしたが、ダメージは深くこれでスパーは終了。スパーなので勝敗はない。参考タイムは2回12秒。

 ポンサクレックは「亀田選手のスピードに対応できなかった。8年間のブランクは大きかった。彼は本気だった」と語った。

 スパーのあとは引退式に移り、10カウント・ゴングが始まると、ここから亀田劇場がスタート。カウントを遮った興毅は「もう一人やりたい選手がいる。実現は難しいかもしれないけど、ローマン・ゴンサレスとやりたい。ゴンサレスとやれたら、それを最後に引退したい」と元パウンド・フォー・パウンド・ナンバーワンの4階級制覇王者を“指名”した。