2018年5月11日金曜日

栗原慶太が初回TKO勝ち 赤穂亮は現役続行宣言

 11日後楽園ホールの「A-sign.Bee13」はランカー選手が多数出場。メインの54.5キロ契約8回戦は日本バンタム級11位の栗原慶太(一力)が渡部哲也(青木)に1回1分21秒TKO勝ちした。

 セミの前には、前日本バンタム級王者の赤穂亮(横浜光)がリングイン。「やめようかとも思ったが、会長と話し合って現役を続けるお許しをもらった。やるからには日本人の強い選手と対戦して、またイチから世界を目指したい」とファンに向かって現役続行を宣言した。

 元OPBF・S・フライ級王者で2度の世界挑戦経験を持つ赤穂は1月の防衛戦の直前に、減量が原因で体調を崩し、試合をキャンセルした。減量失敗が初めてではなかったこともあり、去就が注目されていた。

◇54.5キロ8回戦
栗原慶太(一力)[TKO1回1分21秒]渡部哲也(青木)

 初メインの栗原が駒沢大出身でプロ4戦目の渡部を迎えた。ジャブを突いてサークリングする渡辺をとらえたのが1分すぎ。強打が自慢の栗原が右を決めると、フラついた渡部にすかさずラッシュ。一気に試合を決めた。栗原は11勝10KO5敗。渡部は3勝2KO1敗。

◇S・バンタム級8回戦
澤田京介(JBS)[TKO7回1分38秒]臼井欽士郎(横浜光)

 日本バンタム級14位の澤田が日本S・バンタム級15位の臼井に対し、先手、先手の攻撃で優位に立った。臼井もよく返し、ボディやショートパンチを決めるが、澤田が押し気味に試合を進めた。

 中盤は互いにもみ合っての接近戦が増えたが、ここでも体力に勝る澤田が優勢をキープ。6回に臼井をロープに押し込んでラッシュし、7回も同じような場面を作るとタオルが投入された。澤田は11勝6KO2敗1分。臼井は28勝12KO7敗。

◇S・ウェルター級8回戦
斉藤幸伸丸(アベ)[3-0(78-74、79-75、80-73)]ニワット・コンカン(タイ)

 日本S・ウェルター級8位、39歳のベテラン斉藤は昨年4月、日本王座決定戦で井上岳志(ワールドS)に敗れて以来およそ1年ぶりのリング。ニワットはリングネームがラーチャシー・シットサイトーンで前OPBF王者。王座は井上に奪われた。

 斉藤はラーチャシーの右を十分に警戒。少しずつペースアップし、中盤に入ると左フック、右ストレートを次々と打ち込んでいった。

 ラーチャシーはどんなに被弾してもひるまず、笑って斉藤を挑発したが、斉藤が左ボディを決めると笑顔が消えた。斉藤はKOこそ逃したものの、最後までガードを下げずに判定勝ちした。悲願のタイトル獲得を目指す39歳は24勝13KO9敗2分。ラーチャシーは10勝7KO6敗。

◇フライ級8回戦
望月直樹(横浜光)[2-0(77-75、78-75、77-77)]渡邊秀行(郡山)

 両者は15年に対戦して現日本フライ級7位の望月が判定勝ち。3年ぶりの再戦はバッティングやスリップダウンの多い、荒っぽい展開となった。終盤は両者意地のぶつかり合いといった内容で、打ち終わりにパンチを決めた望月が有効打でわずかに上回った印象。望月は2月にタイで地域王座戦に敗れてからの再起に成功。14勝8KO3敗。5連敗となった渡邊は8勝6KO11敗3分。

◇61.0キロ8回戦
有馬啓祐(一力)[2-0(77-76、77-75、76-76)]氏原文男(フラッシュ赤羽)

 34歳のサウスポー有馬は2年3ヵ月ぶりの復帰戦。序盤から足を使ってポジションを変えながら、氏原のプレスをいなして試合を進めた。後半は氏原の圧力に押し込まれるシーンが増えたが、何とか逃げ切った。5連敗脱出の有馬は9勝1KO12敗1分。氏原は6勝4KO8敗。

◇バンタム級8回戦
千葉開(横浜光)[2-1(76-75×2、75-76)]田淵圭祐(八尾)

 1月にプロ初黒星を喫した千葉は再起戦、14年西日本新人王の田淵は約2年半ぶりのリングという顔合わせ。ジャブを突く千葉とカウンターの左フックを狙う田淵は慎重なスタートを切ったが、2回に田淵の右ストレートで千葉がダウン。田淵は4回にも右からの連打でダウンを奪った。

 しかし、5回以降は千葉が距離をつぶして左フックを決めるなど田淵に思うようなボクシングをさせなかった。軍配は小差で千葉に上がった。千葉は8勝6KO1敗。後半は手数が出なかった田淵は9勝7KO5敗2分。