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京口紘人が判定V2、序盤のダウンものともせず  

2018年5月20日 14時50分

 IBF世界ミニマム級タイトルマッチが20日、大田区総合体育館で行われ、チャンピオンの京口紘人(ワタナベ)が挑戦者IBF・L・フライ級10位のビンス・パラス(比)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは117-110×3。

健闘をたたえ合う京口とパラス

 16年4月にプロデビュー、1年3ヵ月後の昨年7勝ちに世界タイトルを獲得した京口(9勝7KO)のV2戦。24歳の京口に対し、挑戦者のパラスは19歳、プロ14戦目(13勝11KO)というフレッシュな無敗対決となった。

 ともに左ボディ打ちが得意という両者は、初回はリードの差し合いでスタート。2回に入るとやや距離が詰まり、左フック、左ボディ、アッパーを打ち合う展開に。パワーでは京口が上回るが、実力未知数のパラスも大振りのパンチで臆せず王者に挑んだ。

 京口は3回、ピッチを上げて左ボディを打ち込んでいくと、パラスの勢いが一瞬落ちる。しかしラウド終了間際、攻めて出ようとした京口はパラスの左フックを被弾して尻からキャンバスにダウンした。

京口(右)は最後までKOを狙ってパラスを攻めた

 深刻なダメージのなかった京口は4回から冷静に立て直し、5回にボディ攻撃で挑戦者を下がらせ、6回早々には右ストレートをきれいに決めた。しかしパラスも粘って左ボディを連発。京口はKOにつなげることができない。

 後半は京口が右ストレート、左ボディを決めて優位に立ちながら、パラスが必ず打ち返すすという展開が続く。ようやく10回、京口は連打の終わったパラスにラッシュを浴びせてKOへの期待を高めるが、パラスはまたしても反撃して会場を沸かせた。

 若いパラスは11、12回も動き回り、京口はフィニッシュすることができなかった。京口は10勝7KO。パラスは13勝11KO1敗。

京口「ダウンしてすごく焦ったけど、相手はハングリーで僕のほうが勉強になった。倒しきれなかったのは僕の力不足。強いと言われるようになるためには統一戦がわかりやすい。田口さんみたいに統一チャンピオンになりたい」

  ミニマム級王者は現在、WBAがノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)、WBCがフロイド・メイウェザーと並ぶ無敗50連勝のワンヘン・ミナヨーティン(タイ)、WBOが山中竜也(真正)という布陣になっている。

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