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マクドネル陣営ピリピリ 井上尚弥は好調キープ

2018年5月22日 14時58分

 25日大田区総合体育館でゴングとなるダブル世界タイトルマッチの予備検診が22日、後楽園ホールで行われ、WBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英)、挑戦者の井上尚弥(大橋)ら出場4選手が顔をそろえた。

マクドネルは笑顔、井上もリラックスしていた

 この日はマクドネル陣営がピリピリとしたムードを漂わせた。身長で10センチ、リーチでも10センチ以上上回ったマクドネルは「もちろん体格のアドバンテージをいかす」と淡々と口にしたが、デイブ・コールドウェル・トレーナーは「言い方を変えて何度も同じ質問をしないでほしい」とストレスを露にした。

 というのも、日本の関係者が「マクドネルは本当に体重を落とせるのか?」と疑い続けているからだ。日本ボクシングコミッションは大橋ジムの要請を受け、検診に合わせてマクドネルに現時点での体重をはかるよう求めたが、英国陣営はこれをかたくなに拒否した。

 試合3日前に体重を計測するというルールはないため、これが問題になることはないが、メディアの質問もウエートに関するものが多く、陣営にしてみれば「馬鹿にしているのか!」という気持ちなのだろう。

決戦までいよいよあと3日!

 一方の井上は「思っていたよりも身体がしっかりしている。仕上げた来たのだと思う」とマクドネルを評価。自身については「(S・フライ級からバンタム級に上げてその差は)たった1.4キロと思われるかもしれないけど、減量している身体の1.4キロはものすごくデカい。コンディションはいい」と好調をアピールした。

 大橋秀行会長によると、前日に行った最後の練習前で体重はリミットまで1.8キロ。「昨日も10ラウンド、フルパワーでパンチを打っていた」と愛弟子の“ベスト”を保証した。

 なお、ひかりTVなどで知られる株式会社NTTぷららが井上とメインスポンサー契約を結んだことが発表された。主な検診結果は以下の通り。

    マクドネル  井上
身 長 175.5cm  165.2cm
頸 周 37.0cm   35.0cm
胸 囲 96.0cm   90.0cm
リーチ 182.0cm  170.6cm
視力 左右とも1.0 左1.0右0.6

拳四朗(手前)とロペスも徐々に臨戦態勢

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)は、挑戦者で前王者ガニガン・ロペス(メキシコ)と1年ぶりに対面し、その印象を「少し老けたかな」と笑わせた。

 36歳のロペスはこの話を聞いて「この老人が彼に勝つんだよ」と不敵に笑った見せた。主な検診結果は以下の通り。

    拳四朗   ロペス
身 長 164.5cm  164.5cm
頸 周 34.0cm  36.0cm
胸 囲 84.0cm  90.0cm
リーチ 163.0cm  165.0cm
視力 左1.0右1.2 左右とも1.5

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