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2018年5月25日金曜日

井上尚弥が初回TKO勝 マクドネル圧倒し3階級制覇

 ダブル世界戦のメインイベント、WBA世界バンタム級タイトルマッチは、挑戦者2位の井上尚弥(大橋)が王者ジェイミー・マクドネル(英)に1回1分52秒TKO勝ちで3階級制覇を成し遂げた。デビューから16戦目での3階級制覇は井岡一翔の18戦目を抜く日本最速記録。マクドネルは6度目の防衛に失敗した。

 無敵の井上の力はバンタム級でも通用するのか。身長175センチ、10年間無敗のマクドネルは、井上の階級アップを占うまたとない相手と言えた。さらに減量で苦しんだマクドネルの当日体重は65.3キロで、信じられない約12キロ増。井上は59.5キロで、この差もどう影響するか注目された。

 しかし、この日の井上には何の論評も必要なかった。ジャブ、ジャブで様子をうかがったマクドネルに対し、井上が様子を見たのはわずか。怒りを爆発させるようにマクドネルに襲い掛かり、開始1分すぎに強烈な左フックで早くも王者をぐらつかせる。さらにせめて右フックから左ボディを叩き込むとマクドネルがキャンバスに転がった。

 立ち上がったマクドネルに対し、井上はラッシュ。かなり荒っぽい攻撃でマクドネルの右をもらったがお構いなく攻め、13連打でマクドネルが沈み込むと同時にレフェリーが試合を止めた。

 井上は16勝14KO無敗。「今日はめちゃめちゃ硬かったです。ぶんまわしちゃいました」と反省もしたが、「怪物ぶりはアピールできなのかなと思います」と自己評価した。

 さらに「WBSS、バンタム級最強トーナメント、正式にオファーがきています、出場します!」と高らかに宣言した。会場から拍手喝さいを浴びた。マクドネルは29勝13KO3敗1分1無判定試合。

 バンタム級はWBAスーパー王者がライアン・バーネット(英)、IBF王者がエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、WBO王者がゾラニ・テテ(南ア)。この3人が今秋開幕を予定している賞金トーナメント「ワールドボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」に参戦予定。