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ロイヤル小林ら育成 高橋美徳元国際ジム会長死去

2018年5月27日 0時07分

 元東洋ウェルター級チャンピオンで引退後設立した国際ジムからロイヤル小林ら3人の世界チャンピオンを育てた高橋美徳さん(写真)が23日、老衰のため東京都内の自宅で死去した。79歳だった。

 高橋さんは青森県黒石市出身。青森商高-法政大学でアマチュアのリングに立ち、59年(ライト級)、60年(L・ウェルター級)と2度全日本選手権で優勝するなど、トップ選手として活躍した。

 61年に新設間もない三迫ジムからプロ転向。アマ時代からのライバル、川上林成(明治大-新和ジム)とともに貴重な「重量級スター」として昭和の黄金期のボクシング界を盛り上げた。

 63年3月渡辺亮(帝拳)に判定勝ちして空位の東洋ウェルター級王座につくと、翌64年1月には東京・蔵前国技館で1階級軽い世界J・ウェルター級で王者エディ・パーキンス(米国)に挑戦。当時日本では「重量級」とみられていたこの階級で初の世界挑戦として注目され善戦健闘したものの、終盤13回に力尽きKO負け。眼疾のため同年9月の試合を最後に引退した。プロ戦績は26勝15KO4敗。

 引退後の71年にジムを設立し、五輪選手の小林和男(リング名ロイヤル小林)をスカウトしたのが当たり、ジムを隆盛に導いた。小林、レパード玉熊、セレス小林の3人の世界王者の他、ジャッカル丸山、クラッシャー三浦、トラッシュ中沼らの日本&東洋王者を育成。日本プロボクシング協会の副会長も務めた。近年がんを患い、ジムも閉鎖していた。

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