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尾川堅一が1年間の資格停止 JBCが処分決定

2018年5月28日 11時41分

  日本ボクシングコミッション(JBC)は28日、昨年12月5日に米ラスベガスで実施されたドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示した尾川堅一(帝拳)について、1年間のライセンス停止処分を決定したと発表した。停止期間は昨年12月10日から起算して1年間となる。

 尾川は12月9日にラスベガスで行われたIBF世界S・フェザー級王座決定戦に出場。ランク4位の尾川は同5位テビン・ファーマー(米)に2-1判定勝ちでタイトルを獲得したが、今年に入ってから試合4日前のドーピング検査で陽性反応が出たことが明らかになった。

 ネバダ州コミッションは4月、12月の試合を無効試合と決定し、尾川に対して6ヵ月間の資格停止とファイトマネーの減額などの処分を発表。これにより尾川がタイトルを獲得した事実はなくなった。

 JBCは24日に倫理委員会を開催。ドーピング違反がボクシングの社会的信用を損ねたこと、世界タイトルマッチで日本人選手がドーピング違反の処分を受けたことが初めてだったことを考慮して処分を決めた。

 同時に帝拳ジムの本田明彦会長、田中繊大トレーナーに対し、管理責任懈怠を理由として戒告処分をくだした。

 尾川はネバダ州コミッションの決定を受けて4月に会見して謝罪。禁止薬物に関して意図的な摂取ではなかったことを強調し、再起への思いを口にした。

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