2018年5月30日水曜日

末吉大が日本S・フェザー級V2 東上に大差判定

 日本S・フェザー級タイトルマッチが30日、後楽園ホール「第573回ダイナミックグローブ」で行われ、チャンピオンでWBO同級7位にランクされる末吉大(帝拳)が挑戦者1位の東上剛史(ドリーム)に3-0判定勝ち。2度目の防衛に成功した。スコアは98-91×3。

 試合はスタートから動いた。37歳でタイトル初挑戦の東上が右フック、左フックを末吉に見舞って会場を沸かせたが、直後に末吉の右フックが炸裂。東上がキャンバスに転がった。

 ここはベテラン東上にしのがれた末吉だが、その後も力強い右を打ち込んでいった。東上はこれをブロックしながらチャンスをうかがう。しかし、末吉のパワーが上回り、反撃のチャンスを作ることはなかなかできなかった。5回を終わっての採点は49-45×2、50-44で王者がリードした。

 劣勢の東上は後半に入ると前に出るが、末吉は距離をキープしてジャブ、右を打ち込み、KOのチャンスをうかがった。しかし、互いに山場を作ることはできず、最終回は東上が攻めこみ、王者も迎え撃って試合を終えた。

 末吉は17勝11KO1敗。東上は14勝3KO16敗5分。試合の模様はCS放送の日テレG+で1日(金)19時30分から放送される。

◇S・フェザー級8回戦
正木脩也(帝拳)[3-0(80-71×2、80-72)]シン・ヒョンジェ(韓国)

 日本S・フェザー級10位の正木は1月に三代大訓(ワタナベ)に敗れプロ初黒星を喫して以来のリング。リーチとスピードで上回る正木はジャブを突きながら右につなげ、初回終盤に右カウンターで早くもダウンを奪った。正木の勝利は時間の問題かと思われたが、ここからヒョンジェが大いに粘る。

 後半は正木がカウンター、左ボディを打ち込み続けたが、ヒョンジェは被弾しても前に出続け、コリアン・ファイターの意地を見せた。正木は10勝5KO1敗。13年4月の長嶺克則(マナベ)戦に続いて日本で黒星のヒョンジェは8勝2KO8敗。

◇ウェルター級8回戦
永野祐樹(帝拳)[TKO5回2分49秒]長濱陸(白井・具志堅S)

 日本S・ウェルター級4位の長濱がウェルター級に下げて同級6位のサウスポー永野と対戦。体格で勝る長濱が圧力をかけたが、2回に永野の左をもらって右目下から出血。機動力で勝る永野がリードして迎えた4回、永野が左を決めると、長濱も右を決めて反撃した。

 迎えた5回は激しく打ち合い、互いのパンチがよくヒットした。中盤に長濱が右を立て続けに決めたが、これをしのいだ永野が左を決めると長濱が後退。畳みかけたところで主審が割って入った。永野は14勝11KO2敗。長濱は8勝4KO2敗1分。

◇S・フライ級8回戦
梶楓(帝拳)[KO1回2分26秒]キチャン・キム(インドネシア)

 2015年全日本新人王で日本S・フライ級8位の梶がスタートからキムに襲い掛かった。アップライトのキムが梶の打ち終わりに左フックをヒットして「おっ」と思わせたのも束の間、梶はボディ攻撃で圧力をかけ、最後は左ボディでキムを沈めた。梶はデビューから10連勝(8KO)をマーク。キムは8勝2KO6敗1分。

◇128.5ポンド8回戦
波田大和(帝拳)[TKO8回2分32秒]草野慎吾(三迫)

 元大相撲小結の旭道山の甥、波田が草野とサウスポー対決。波田は2回には左、右フックを打ち込み、左ストレートで草野をグラつかせる。このあとも優勢を保つが、距離を詰めて戦う草野の抵抗にあい手こずった。しかし8回、ボディ攻撃を決めて、草野が下がったところにまとめてストップ勝ちした。波田は6勝6KO1敗。草野は11勝4KO6敗1分。