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京口紘人が練習再開 L・フライ級転向を視野

2018年6月2日 0時36分

 IBF世界ミニマム級チャンピオンの京口紘人(ワタナベ)が1日、都内のジムでトレーニングを再開。渡辺均会長は京口の今後について、L・フライ級への転級、指名試合、王座統一戦と3つの選択肢があるとした。

左から渡辺会長、京口、井上トレーナー

 5月20日にビンス・パラス(比)を大差判定で退け、2度目の防衛に成功した京口。3ラウンドに初体験のダウンを喫したが、それ以上に終盤に減量の影響で足をつりかけた点を重く受け止め、「(次で)統一戦ができないなら、ミニマム級にとどまる理由はない」と気持ちは階級アップに傾いている様子だった。

 京口の希望は、統一戦ならデビュー以来50連勝でフロイド・メイウェザー(米)の記録に並んだWBC王者のワンヘン・ミナヨーティン(タイ)。渡辺会長はワンヘン陣営に来日の意志もあることは確認済みとしたが、京口自身は敵地での挑戦も辞さない強い意志を示した。

 2階級制覇を狙うなら、クローズアップされるのがジムの先輩・田口良一からWBAスーパー、IBFと2本のベルトを奪ったヘッキー・ブドラー(南アフリカ)への挑戦になる。

「田口さんが持っていたベルトを取り返したい気持ちはある」と京口も前向き。渡辺会長は田口が再起するなら「恐らくフライ級に上げたいのではないか」という思いをくみ取っており、障害があるとすれば、IBFがブドラーに課す指名試合になるとした。

 9月ごろ、年末と年内にあと2試合組みたい希望を持っている渡辺会長は「そろそろ交渉に入りたい」と、今後の方針を詰めていくつもり。階級を上げると決まれば、京口、井上孝志トレーナーのコンビには、これまでは抑えていたフィジカルトレーニングを解禁する意向もあり、早めの結論がベストかもしれない。

 映像でパラス戦を見直した京口は「やっているときの感覚よりも動きは良かったが、自分らしい躍動感は出せてなかった」と自己評価。「適正階級でベストパフォーマンスを発揮することをファンも求めていると思うし、無理してミニマム級にこだわる必要はないと考えるようになった」と話した。

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