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「袴田さんが死ぬまで延ばすのか!」協会が要請活動

2018年6月13日 9時53分

 東京高裁が元プロボクサーの死刑囚、袴田巌さん(82)の再審を認めない決定を出したことを受け、日本ボクシング協会は11日、法務省と検察庁を訪れ、袴田さんの身柄を再び拘束しないよう申し入れた。

アピール活動には渡辺協会長自らも参加した

 要請活動には日本プロボクシング協会の渡辺均会長、元世界王者の輪島功一・輪島ジム会長、元日本王者の本田秀伸・神奈川渥美ジム会長代行らが参加。袴田さんの姉秀子さんと要請活動を行い、法務省にネット署名1万7312筆を提出した。

 袴田さん支援を続けている輪島会長は「(判決が)間違っているから刑を失効できない。何十年たつんだ。死ぬまで待っているのか。袴田さんが元気なうちにはっきり答えを出してもらいたい」と裁判所の決定を強く批判。秀子さんは「私もあと3年や5年はもつから死ぬまで戦っていきます」と決意表明した。

左から輪島会長、秀子さん、渡辺会長、真部会長

 強盗殺人などの罪で死刑判決を受けた袴田さんは無罪を訴え続け、静岡地裁の再審開始決定を受けて14年3月、48年ぶりに釈放された。しかし、検察がこれに異を唱えて戦いの舞台は東京高裁へ。4年に及ぶ審理の末、東京高裁は11日、静岡地裁の決定を取り消した。弁護側は最高裁に特別抗告する方針。

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