2018年6月14日木曜日

勅使河原は帝里を5回KO WBO・APバンタム級V2

 WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチは、王者でWBO世界7位の勅使河原弘晶(輪島功一S)が挑戦者4位の帝里木下(千里馬神戸)に5回2分41秒KO勝ち。2度目の防衛に成功した。

 試合は勅使河原が圧力をかけ、サウスポーの帝里が距離を取るという予想通りの立ち上がり。日本S・フライ級王座を5度防衛し、2度の世界挑戦経験を持つ帝里はフットワークとカウンターで王者を迎撃しようとしたが、勅使河原は持ち前の運動能力の高さで素早く踏み込み、荒っぽい右フックを上下に打ち込んでいった。

 パワーで優位に立った勅使河原は3回、帝里のガードをものともせず顔面に右フックを叩き込むと、帝里がたまらずキャンバスに転がった。ダメージは甚大だったものの、フィニッシュを目指した勅使河原の攻撃はずいぶん雑だ。帝里は懸命にパンチを打ち返し、このラウンドは何とか生き残った。

 勅使河原は打ち疲れたのか、ここからしばし帝里に反撃を許したが、5回後半に右を叩き込むと、帝里がグラリ。追撃を浴びた帝里は顔面から血を流しながら崩れ落ちる。辛うじて立ち上がったものの10カウントを聞いた。

 力でベテランをねじ伏せた勅使河原は「まだ先は分からないですけど、僕は世界チャンピオンになるためボクシングをしている。恵まれた環境にいるので、与えらえた仕事をしていけば世界は見えてくると思う」とコメントした。戦績は17勝10KO2敗2分。

 昨年7月、豪州でIBF世界S・フライ級王者ジェルウィン・アンカハス(比)に敗れて以来の敗北となった帝里は26勝利9KO3敗1分。