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元王者ミハレスが引退試合 バスケスJrにKO負け

2018年6月17日 18時24分

 日本で戴冠し、S・フライ級統一王者に君臨したクリスチャン・ミハレス(メキシコ=36)が16日(日本時間17日)地元ドゥランゴ州ゴメスパラシオで現役引退試合に臨んだ。結果は2世ボクサー、ウィルフレド・バスケスJr(プエルトリコ)に3回KO負け。有終の美を飾ることはできなかった。

 サウスポーのミハレスが2回、左でバスケスのバランスを崩させるなど優勢だった。しかし3回、バスケスが左右で反撃に転じ、ロープへ詰まったミハレスに強烈な右を見舞うとメキシカンは自軍コーナー付近にダウン。激しく鼻血を流しカウントアウトされた。意外な結末に満員の会場は静まり返った。

 15歳でプロ入り、21年のプロ生活にピリオドを打ったミハレスは06年9月、川嶋勝重に判定勝ちでWBC・S・フライ級暫定王座獲得。翌年1月の川嶋との再戦から正規チャンピオンになり、同国人のホルヘ・アルセや菊井徹平(花形)らを下して防衛回数を伸ばした。08年5月アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)を下してWBA王座を吸収した。

ミハレス 川嶋勝重から初世界王座奪う

 しかし同年11月、IBF王者ビック・ダルチニアン(豪)との3冠統一戦でKO負け。以後バンタム級王座を目指したがネオマル・セルメーニョ(ベネズエラ)に連敗とキャリの底を体験した。

 その後フェザー級で14年3月、レオ・サンタクルス(メキシコ=米)に挑戦するも失敗。最後の世界戦となった。しかし以後10連勝と復調。近年はWBCのS・フェザー級上位にランクされ、挑戦の機会を狙っていた。59勝27KO9敗2分。

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