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細川チャーリー、垂水稔朗が日本王座挑戦アピール

2018年6月21日 21時14分

「ゴールデンチャイルドボクシングvol.123」が21日、後楽園ホールで行われ、メインのミドル級8回戦は、日本2位の細川チャーリー忍(金子)が同7位の成田永生(八王子中屋)に7回2分56秒TKO勝ち。また、元日本、OPBF王者の徳島尚さんの長男、徳島空吾(ワタナベ)がデビュー戦を飾った。

細川(右)は後半ボディ攻めストップを呼び込んだ

◇ミドル級8回戦
細川チャーリー忍(金子)[TKO7回2分56秒]成田永生(八王子中屋)

 パワーで勝る日本ミドル級2位の細川がワイルドなパンチで先制。しかし日本同級7位の成田も2回に左ボディ打ちで盛り返した。3回以降、前に出る細川が優勢に試合を進め、成田が後退しながらもボディ打ち、左フックで抵抗する展開。細川は6回、ボディからの連打で成田をダウン寸前に追い込み、7回にストップ勝ちを呼び込んだ。

 友人であるWBAウェルター級スーパー王者キース・サーマン(米)の声援を受けて戦った細川は10勝9KO3敗。金子健太郎会長は日本王者・竹迫司登(ワールドS)に挑戦の意思があることを明かした。パワーに屈した成田は12勝6KO7敗。

垂水(右)は距離を取ってペースをつかんだ

◇ウェルター級8回戦
垂水稔朗(協栄)[3-0(76-75、78-73×2)]藤中周作(金子)

 日本ウェルター級7位の垂水は2回、右ストレートで日本同級3位の藤中をキャンバスに送る。深いダメージではなかったが、垂水はこのあとも距離を取りながらワンツー、左ボディのオーソドックスなボクシングでポイントを重ねる。藤中は左右のフックをボディに決めたものの、顔面への攻撃は阻まれた。垂水は10勝5KO3敗3分。藤中は16勝11KO9敗2分。昨年12月のWBO・AP王者・小原佳太(三迫)戦に続く連敗となった。

デビュー戦勝利の徳島空吾(左)と父・尚さん

元王者・徳島尚さんの長男がデビュー戦勝利

 元日本ストロー級、OPBFフライ級王者の徳島尚さんを父に持つ徳島空吾(ワタナベ)がS・フライ級4回戦でプロデビュー。同じくデビュー戦の戸田祥司(横浜さくら)と対戦し、左ボディを効かせて右ストレートにつなげ、2回47秒TKO勝ちした。

 173センチ、リーチも180センチ近いという徳島は「練習していたボディ打ちを出せた」と満足そう。「試合前は緊張していたけど、リングに上がったら楽しめた」との言葉に、尚さんは「自分は試合を楽しんだことなんてない」と目を丸くした。

徳島は左ボディから試合を決めた

 尚さんがジムを開いた小学校5年生のときに本格的にボクシングを始め、中学2年生でアンダージュニア大会で全国優勝。名門、興国高では通算6勝7敗と振るわなかったが、井上孝志トレーナーのスカウト網にかかり、ワタナベジムからプロデビューすることになった。

 尚さんは90年にWBA世界L・フライ級王者の柳明佑(韓国)に挑戦するも7回TKO負け。世界には届かなかった。将来の目標を問われた徳島は「世界チャンピオンになりたいです」と迷わず答えた。

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