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再起成功のパッキャオ 引退は否定、次はだれと?

2018年7月16日 15時42分

 マレーシア、クアラルンプールのアシアタ・アリーナでルーカス・マティセー(アルゼンチン)に7回TKO勝ち。WBA世界ウェルター級王座に就いたフィリピンのレジェンド、マニー・パッキャオ。

12月で40歳になるパッキャオだがやる気は満々

 リング上のインタビューで「ベストを尽くして戦った。マティセーはタフな相手だと想像していたから(倒せたことに)驚いている。試合を見てくれたフィリピン国民にこの勝利を捧げたい」とコメント。同時に「1ラウンドで彼は私のパワーに対抗できないと感じた」とも語っている。

比国大統領は「引退すべき」

 パッキャオは今後、しばらくは上院議員の職務と休養にあてながら今後のリング登場を画策するもようだ。リングサイドで観戦したロドリゴ・ドゥテルテ比国大統領は「この勝利を最後に引退すべきだ」と比国メディアに発言したが試合後の会見で「(引退は)今日ではない」とパッキャオは否定。「私はまだ戦うモチベーションがある」と続けた。

 WBAウェルター級“レギュラー”王座を獲得したパッキャオは同級“スーパー”王者キース・サーマン(米)との対戦が順当な線だが、サーマンはまだ負傷による長期ブランクから復帰する様子が見えない。

 同じくPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)傘下のIBF王者エロール・スペンスJr(米)、前WBC王者ダニー・ガルシア(米)ともプロモーター、テレビの壁があり交渉はスムーズに進行しそうにない。

ホーンと再戦が有力? ロマチェンコの名前も

 現状では前WBO王者ジェフ・ホーン(豪州)とのリマッチ、ホーンから王座を奪取したWBO王者テレンス・クロフォード(米)との統一戦がより実現の可能性が高い。

 また交渉次第では噂されるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=WBA統一ライト級王者)と140ポンド(S・ライト級)周辺で対戦するオプションもある。

 ただ、これまで主戦場にした米国では、16年までに蓄積した巨額の所得税未払金があり、果たしてパッキアオがリングに上がれるか見通しが立たないところがある。

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